先日ジョギングに出掛けた時リサイクルショップへ立ち寄ったら、口径5センチの双眼鏡が売られているのを見つけた。天体望遠鏡メーカーのビクセン製で、価格は税込み11000円だった。
手軽に星空を眺める事ができる大型双眼鏡が欲しいなと常々思っていたので、一瞬買っちゃおうかという気持ちになった。しかし衝動買いは後々悔する事が多いので、その日は下見だけに留めた。
その後だんだん「双眼鏡が欲しい」という購買欲が高まって来たので、「口径5センチ双眼鏡」を手掛かりにネット通販でも調べてみた。リサイクルショップで売られていたビクセン製双眼鏡は新品だとAmazon価格で約230000円、だったらリサイクルショップの双眼鏡はお買い得品かも知れない。
その他にも玉石混交いろんな製品がネット上で売られていたが、その中で特に目を引いたのがペンタックス製の双眼鏡だった。ペンタックスと言えば今はリコーに吸収合併されて消滅した旭光学という会社のブランド名だ。この会社は過って、高品質のカメラや望遠鏡などの光学機器を生産していた。
テニス仲間のMさんが旧旭光学のOBだったので、「会社が無いのに、何でペンタックス製の双眼鏡が販売されてるんですか?」と訊いてみた。彼が言うのは、「リコーの中に旭光学の生産部門をそのまま移してペンタックス名で売られているんだ。」という事だった。
だったらペンタックス製口径5センチ双眼鏡の、品質は悪くないだろうと思った。それに価格はAmazonで10,112円とリサイクルショップの物より安い。と言うようなストーリーがあって、Amazonネット通販で買っちゃいました。それが下記の双眼鏡です。
ペンタックス双眼鏡ジュピター10倍×50㎜
さっそくベランダから外の風景を覗いて見ると、口径が大きいだけあって視野が広くてクリアに見える。妻も「よく見えるわねぇ」と感心していた。心は星空観望へと弾むが、このところ花粉や黄砂などでスッキリしない空模様が続き中々チャンスが訪れない。
と言ってベランダからあまり頻繁に覗いていると、「あの人覗き魔じゃない」何て世間の噂になりかねないので、今のところ出番無くケースに収まっています。早く満天の星空の下で、この双眼鏡を使って星雲星団を眺めてみたいものです。
・・「レンズ越し、夜空を巡る星の旅」・・