マラソンシーズンの幕を開けるマラソングランドチャンピオンシップ大会が先日の日曜日に開催されました。パリオリンピック代表を決める大事なレースとあって、NHKとTBSの2局が生中継したので男女別のレースを最初から最後までじっくり観戦する事ができました。
レースの結果は男子は小山直哉選手、女子は鈴木優香選手というダークホース的な選手が優勝した。本命選手の不振は雨の中のレースという環境も影響したのでしょうか。
その中で俄然存在感を発揮したのが、35キロ地点まで独走をつづけた川内優輝選手でした。埼玉県民の私としては同郷の星、川内選手に最後まで独走して優勝して欲しかったのですが、勝負の世界は非情というか結果は4位に終わってしまいました。
しかし36歳にしてこの頑張り、あっぱれな走りっぷりで、大会の主役はテレビ放映時間の大半を独占した彼だったような気がします。今回大会の優勝タイムは男子が2時間8分57秒、女子は2時間24分24分43秒で、雨の中のレースとは言え世界のトップクラスとはかなり隔たりのあるタイムでした。
川内選手のようなド根性と卓越した素質才能を持った若手が現れない限り、今後日本選手が世界のトップ選手と互角に戦うのは困難でしょう。マラソンファンの私としては、日本のマラソン選手が世界を舞台に活躍して、金メダルを取る姿を生きているうちに見てみたいものです。
・・「雨の中、男川内意地のラン」・・