Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、笠山~堂平山ハイキング

2023年10月01日 | 山歩き

9月29日(金)    天気=晴れ時々曇り

08:52道の駅和紙の里→ 09:58竜ヶ鼻→ 11:38~55笠山→ 12:30~43堂平山→ 12:56剣ヶ峰→ 13:06白石峠→ 13:36白石車庫バス停→ 14:33橋場バス停

 

 ソロソロ暑さも和らいできたようなので、「朝飯食べてから一人気儘に出かけるハイキング今年第2弾」として、奥武蔵の笠山~堂平山へ出掛けた。小川町の背後に聳える笠山や、天文台がある堂平山は、東武東上線沿線ハイキングの主役と言える山々で、手軽に登れる馴染みの山です。

 最寄り駅から電車に乗って、08:08に終点の小川町駅に到着。駅前から08:20発の白石車庫行きバスに乗る。バスは08:40頃、東秩父村の道の駅「和紙の里」に着いた。今日はここから笠山を目指して歩きます。

東秩父村の道の駅「和紙の里」

 この道は「外秩父七峰縦走コース」にもなっているが、私はまだ歩いた事がない。和紙の里を出発し、老人ホームの脇を通って、山腹を巻く舗装された林道を緩やかに登って行く。今日の暑さは真夏並みで、最初から汗がほとばしり熱中症になるんじゃないかと心配になってくる。

 約1時間、林道歩きに飽きてきた頃、登山道が右手に分岐していた。この道に入り、やっと登山の気分になれた。しばらく登山道を進むと薄い踏み跡が左へ分岐していたので、その道を辿って樹林に囲まれた名も無きピークに着いた。地図と照らし合わせて、多分ここが竜ヶ鼻(494m)のピークと思われた。

竜ヶ鼻ピーク?

 竜ヶ鼻から再び登山道へ戻り静かな樹林帯をしばらく進むと、舗装された林道と合流した。林道を右へ曲がり緩やかに降って行くと、ポツンと数軒の家が建つ萩平の集落に着いた。和紙の里を出発して約1時間半、此処で初めて休憩&栄養補給する。

再び林道に出る

萩平の集落

 萩平集落から、いよいよ笠山への登りに入る。林道と登山道が錯綜する複雑な道だが、指導票が点々と設置されているので迷う事は無い。しばらく登ると登山道がロープで塞がれ、「伐採作業の為しばらくの間通行止めにします。立ち入らないで下さい」と標識に書かれていた。

林道から笠山への登山道へ

通行止め地点(作業やらない時は通行可能にしてくれればありがたいんですが)

 迂回路を行くと遠回りになる。耳を澄ませても作業している音は聞こえず静まり返っている。自己責任で行こうと思い、ロープを潜り進入禁止の登山道にはいる。

 結局何の妨げも無く進入禁止区間を通過し、更に上の林道に着いた。此処から笠山までは、急な尾根の直登になる。ソロソロ足が強張り始め「この程度の山でヒーヒー言ってるようじゃ俺も齢だなあ」と嘆きつつ、息を荒げて登って行く。

通行止め地点を通過して上の林道へ

 11時半過ぎに笠山(837m)に到着、山頂の一角でランチタイムとする。食事を終えると山頂を後に、急なザレた坂を降って堂平山へ向かう。鞍部の笠山峠から堂平山へは、緩やかな樹林帯で気持ちの良い登りだった。やがて視界が開き、天文台やキャンプ場がある堂平山(876m)に到着した。

笠山山頂

山頂から関東平野の眺め

笠山峠から堂平山への登り口

 高曇りの山頂からは奥秩父の山々や関東平野が見渡せた。堂平天文台にある91セント反射望遠鏡は、一時日本最大級の望遠鏡として日本の天文学の最前線にあったが、今は地元NPOに譲渡され、地域観光の一翼を担っている。

堂平山山頂

山頂から秩父市や奥秩父の山々

山頂から関東平野

堂平天文台ドーム

 山頂をあとにすると林道沿いの登山道を歩き、通信アンテナ施設が建つ、剣ヶ峰(876m)を越えて、車道と登山道が交差する白石峠に着いた。ホドホドに疲れたので、此処から白石車庫へ下山する事にした。沢沿いの登山道を緩やかに降り、途中から車道に出て、その道をしばらく降って峠から30分ほどで数軒の家が建つ白石車庫バス停に着いた。

剣ヶ峰直下の登り

白石峠

沢沿いの道を降る

白石車庫バス停

 バスの時刻表を見ると、次の便は1時間10分先になる。こんな所でバス待ちしても時間の無駄なので、歩ける所までとバス路線が走る槻川沿いの県道を歩いて行く。約1時間歩いて橋場バス停へ着いたところで今日の山歩きを終了した。やがてやって来たバスに乗り、小川町駅へと戻った。

橋場バス停

 バスを降りると駅前のローソンで缶ビールとツマミを買い、駅のベンチで一人祝杯をあげる。冷えたビールが絶妙の喉越しで、五臓六腑に染みわたる。スマホの歩数計を見ると今日の歩数は約3万5千歩、酷使した脚は強張って、明日は久々の筋肉痛になりそうだ。よく歩いてくれた自分の脚に乾杯

 

        ・・「秋なのに、夏が居座る奥武蔵」・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする