Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

上富良野町で観た紫金山・アトラス彗星

2024年10月24日 | 天文

 10月16日(水)

 肉眼でも観る事が可能な大彗星が、現在地球に接近しています。その名は紫金山・アトラス彗星、久々に彗星を生で観るチャンスなので、星空を撮る一眼レフカメラと三脚、双眼鏡を車に積み込んで北海道の旅へ出掛けた。

 16日は上富良野町の日の出公園キャンプ場で車中泊したが、すぐ傍に市街地を見下ろす展望台があったので、宵闇が濃くなった午後6時頃にカメラや双眼鏡を担いで行ってみた。

 展望台には、彗星見物の人が既に20~30名ほど訪れていた。狙いはドンピシャで、頭上に秋の夜空が広がっている。一際輝く宵の明星の少し上に彗星はあるはずだが、満月間近の月光が邪魔をしてか、肉眼では何処にあるのか今一つ確認できない。

 そこで彗星があると思われる方向に一眼レフカメラを向けて、高感度と4秒ほどの露出でシャッターを切ったら、カメラのディスプレーに尾を引いた彗星の姿がしっかりと写っていた。

 次に口径5センチの双眼鏡をその方向に向けると、今度は視野の中に鮮やかな彗星の姿を捉える事ができた。それは正に太陽の重力から脱して、再び太陽系の彼方へ旅立とうとする孤独な宇宙の放浪者の姿でもあった。

 38年前に初めて肉眼でハレー彗星を観て、27年前にはヘール・ボップ彗星を観た。そして人生の終盤になって、紫金山・アトラス彗星を観る事もでき、北海道旅行の良い思い出話となりました。

 

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