11月15日
最近はする事が無いから図書館から借りた本で読書ばかりしている。その中の一冊、関川夏央さん著書「子規、最後の八年」は4百ページを超える長編だったが実に読み応えのある本だった。
和歌や俳句に興味の無い私は「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだのが正岡子規であるくらいは知っていても、彼の業績についてはほとんど知らない。以前松山市の子規記念館に訪れた事はあるけれど彼の事は明治時代の歌人、俳人に過ぎないと認識していた。
この本は彼が35歳目前で亡くなるまでの8年間を描いたドキュメンタリーです。末期の結核で悲惨な闘病生活に耐えながら、病の床から俳句・和歌の創作、普及に情熱的な活動をする彼の凄まじい生き様に手に汗握るような緊迫感と感動を覚える内容だった。彼の死を目前にしてもなお前に進まんとする姿に比べれば私の病の悩み等は如何ほどの事もないと勇気づけられもした。久々に感銘を受けた一冊だった。
今日の痛み数値=午前9~午後7、
今日のリハビリ =バイク20分、ウォーク10分