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昨日、札幌市こどもの劇場やまびこ座で人形劇「賢治のカバン」の上演があり、家人と出かけました。演じるのはあの「ひよっこりひょうたん島」を手がけた人形劇団ひとみ座です。宮沢賢治の童話作品「セロ弾きのゴーシュ」「注文の多い料理店」「やまなし」の3作が人形劇として、しかもひとみ座によって上演されるということで、さっそく足を運んだのでした。
期待通りの見ごたえのある舞台でした。この舞台を大勢の子ども連れの方々と観ることができたことも楽しさを倍増させたように思いました。子どもたちが思わす発するつぶやきがあちこちから聞こえ、これらもまた、微笑ましくて、生の舞台を鑑賞する喜びはこういうところにもあるなと思った次第です。
また、賢治さんは身近な自然の風景を一瞬にして童話の世界に変えてしまう、まるで魔法使いのようだとも思いました。そんなことができるのは、物事を多様に見ることができるからでしょう。理系、文系の知識、そしてたぐいまれなる感受性を併せ持った賢治さんならではなのだろうとつくづく思いました。
《札幌市こどもの劇場 やまびこ座》
《やまびこ座の館内》
《劇場入り口の催事案内板》
《入口から見た舞台》