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北海道新聞の本日付の卓上四季は卵についての示唆に富んだ内容のものだった。食卓に何かと重宝で購入しやすい価格の卵には、私も本当にお世話になっている。その卵がじわじわと値を上げているそうだ。
円安で鶏の飼料代が上がっていること、コンビニのおでん向け需要が伸びていること、訪日外国人増加でホテルからの注文も増えているなどがその原因として挙げられていた。他にも化粧品や医薬品にも用いられるなど卵の使い道が多いので、値上がりによる影響は大きいとみている。
鶏卵を生業としている方たちにとっても納得のいく範囲での適正価格をと筆者は述べている。冒頭では元NHKアナウンサー山川静雄さんのエッセーを引き、高浜虚子の句で締めてある本日のコラムに共感し、なるほどと思った。
卵はその殻のしくみからフロントガラスの性能アップにも貢献しているというコラムを読んだことがあった。卵つながりで、そのコラムも。
驚きつつ嬉しくなったのは最終行の「人工物が洗練されてくると自然物に似てくる」という金沢大学名誉教授の方の言葉だった。