透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

ユーモア

2015-12-12 21:45:24 | 日記

晴れ。最低気温-2.3℃、最高気温3.5℃。

調べることがあって図書館から借りてきた本は、見出しを見ているだけで面白そうと思えた。詩作をする身ではないのだけれど、『現代詩入門』という本だ。杉山平一著で、創元社から出版されている。1988年12月20日第一版第一刷発行となっていた。 

                             

「詩の破壊力」、「詩の魅惑と陶酔」、「詩の在り場所」と大きく三分類され、それぞれに4個、11個、6個の項目がタイトルをつけて並んでいるが、特に章立てはない。

「詩の誘惑と陶酔」の中に「詩とはあだ名をつけること」という項目があり、「もともと詩は言葉のおしゃれであり、世界のすべての物やこころに対して、アダ名をつける精神である。」とあった。

同上中の「ユーモアは詩のエスプリである」という項目に引かれていた詩がこちらだ。

会議    有馬敲

本会議のために/運営委員会をひらき/遅刻する

運営委員会のために/特別委員会をひらき/居眠りする

特別委員会のために/常任委員会をひらき/中座する

常任委員会のために/小委員会をひらき/だまっている

小委員会のために/準備会をひらき/欠席する

準備会のために/宴会をひらき/張りきる

*紙面の都合上、「/」をつけるなど形式を変えてあります。

年末とあって磨きたいものはたくさんあるけれど、ユーモアのセンスも磨いてみたいと思う今日この頃。

                                  

 

 

 

 

 

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