透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「答えは自然の中にある」

2015-12-09 21:08:14 | 日記

晴れ。最低気温-9.5℃、最高気温4,7℃。

ノーベル医学生理学賞を受賞される大村智・北里大特別栄誉教授の受賞記念講演の要旨が北海道新聞に掲載されていた。

大村教授は7日午後(日本時間7日夜)、ストックホルムのカロリンスカ研究所で「地球からのすてきな贈り物」と題して英語で講演。「われわれ人間が抱える課題の答えは全て、自然の中にあると私は信じてきた。微生物は無限の資源だ」と述べるともに「仲間や微生物たちに深い尊敬と思いやりを抱き続けることが大切だ」と感謝の気持ちを示したという。

「地球からのすてきな贈り物」という題名も素敵だ。「人間が抱える課題の答えは全て、自然の中にある」という言葉も、「仲間や微生物たちに深い尊敬と思いやりを抱き続けることが大切だ」との言葉にも惹きつけられた。謙虚さと仲間に対する思いやりを忘れず、誠実に研究に向き合って来られた方の言葉は美しいと感じた。

「自然」について、2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥教授は同記念講演で「「自然は予想しなかったことをを教えてくれた」と述べていたことを思い出す。お二人とも「自然」に向き合う姿勢がそっくりなのは偶然ではないのだろうと思った。

                   

                               《北海道新聞日刊紙2015年12月8日付》

山中伸弥教授のノーベル賞記念講演について書いていた、2012年12月8日(火)のHP

曇りのち雪。最低気温-6.9℃、最高気温-2.5℃。職場へ。北海道新聞夕刊の一面に山中教授のノーベル賞記念講演の要旨が掲載されていた。山中伸弥京都大教授が7日午後(日本時間7日深夜)、ストックホルムのカロリンスカ研究所で記念講演し「予期せぬ結果と、素晴らしい師との出会いが幸運だった」と述べたという。そして、その素晴らしい師には2タイプあり、その一つ目は、仮説を否定する実験結果を逆に喜んだ大阪市立大の三浦克之ら恩師たち。もう一つの師は自然そのもので自然は予想しなかったことを教えてくれたということだ。最近、なぜ自然が特に幼児教育に必要欠くべからざるものとして重視されるのだろうとあれこれ思いめぐらせていた。ノーベル医学生理学賞を受賞された山中教授の「自然は予想しなかったことをを教えてくれた」という言葉は自然の一面について的を射ていてなるほどと思った。

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