透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

島根からのお土産

2016-09-29 21:05:21 | 日記

曇りのち晴れ時々雨。最低気温11.7℃、最高気温20.2℃。

家人が友人たちと島根旅行へ出かけたお土産にと買ってきてくれたスィーツです。

このお菓子「若草」の名の由来が、箱の蓋の裏側に詳しく記されていました。

松江藩7代目の城主松平治郷は産業、治水林産に尽力された名君であると共に茶道不昧流の始祖でもあったそうです。

不昧公とも呼ばれたこのお殿様が、茶事に用いた菓子はたくさんあったそうで、それらは「茶事十二ヶ月」に記録されているようです。

特に「若草」は1月から4月までの春のお茶席に好んで用いられたということで、この名は藩主がよんだ次の歌に由来するということです。

 曇るぞよ 雨ふらぬうちに

   摘てこむ

  栂尾山の 春の若草   

ウグイス色の皮に包まれた求肥の柔らかい口当たりや感触が春のもえる新緑を連想されるとも書いてありました。

このお菓子が当地の歴史を静かに物語っているわけで、これはお土産の持つ力の一つかしらと思いました。

不昧を広辞苑で調べたところ、「①(知性などが)くらくないこと。明らかであること。②(邪悪・邪心に)くらまされないこと。とありました。

語学の勉強にもなるのですね。これはお土産の持つ力の二つ目でしょうか。

箱のデザイン、文字のデザイン、色合いなども工夫されていて、良いですね。三つ目!以上! 

コメント
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