透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「ミノムシ糸から繊維」の記事

2024-11-22 19:55:30 | 日記

曇り。最低気温-3.0℃、最高気温7.3℃。

青空に映える白樺やナナカマドの赤い実。バッコヤナギの枝先には白く光る芽のようなものが見えます。

先日の雪は日陰のわずかな所を除いてほとんんどが解け、当地にまた秋景色が戻りました。

 

〈北海道新聞・本日付け〉


医薬品製造などを手掛ける興和(名古屋市)は、ミノムシが吐く糸を繊維として世界で初めて製品化したと発表しました。

強くて環境に優しいことから、従来の化学繊維に取って代わる可能性があり、近々、ミノムシ繊維を使ったスポーツ用品が商品化される予定とか。

航空機の部品や防弾チョッキなどの商品化も視野に入れているそうです。

 

ミノムシはミノガ科に属するガの総称。口から吐き出す糸で葉や枝を絡めた巣を作り、その中で暮らすのだとか。

ミノムシ糸は蚕から取れる絹やクモの巣などの天然繊維と比べると強く、弾力に富んでいるそうです。

興和(名古屋市)はシート状のミノムシ繊維を開発。

ゴルフクラブなどのスポーツ用品に使われる炭素繊維強化プラスチックにこのシートを混ぜると、衝撃を吸収しつつ壊れにくい特性を持つようになります。

今はスポーツメーカーと共同で製品開発を進めているとのこと。

ミノムシ繊維を使った新素材の総称を「ミノロン」ブランドとし、数百億円規模の投資を想定しているそうです。

(本日付けの北海道新聞より)


ミノムシが吐く糸から作られた新しい繊維が絹糸やクモの糸より強く、弾力に富み、環境に優しいと知り、驚きとともにワクワクしてきました。

およそですが、蚕から取れる絹糸は0・002mm、クモの糸は0・005mm、健康な人の髪の毛は0・05mmだそうです。

それにしても、ヒトは他の生物から多大な恩恵を受けていて、これからも受け続けるのだなと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする