( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/36574143.html からの続き)
本村さんは一審で無期判決が出され、自暴自棄になって もうやめたいと思ったとき、
検察から涙ながらに 懇願されたそうです。
この裁判が無期懲役で終わってしまったら、日本では二人の人間を殺害しても、
少年であれば死刑にならないという 判例が残ってしまう。
日本は判例主義なので 他の裁判に影響を与え、同じように苦しむ遺族が また出てきてしまう。
それは検察としては堪えがたい、何とか協力してほしい、と。
それを聞いたとき本村さんは、この事件は 自分たち個人の悲しみであると同時に、
日本の司法において 大きな意味を持つ、ということを知らされました。
自分の応報感情ではなく、社会のなかでの意味づけを与えられ、
前向きに考えられるようになれた と言っています。
本村さんのような理知的な人の訴えは、今まで置き去りにされていた
日本の犯罪被害者の救済にとって、本当に大きな存在になったと思います。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/36588506.html