境界性パーソナリティ障害の人が 希望を見失い、 弱っている状態では、
まず 安心を取り戻させ、 落ち着かせることです。
苦しいときは 助けを求めたらいい、
決して一人ではない、 いつも見守っていることを 伝えます。
〔 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司 (幻冬舎) より 〕
心子が 身も世もなく落ち込んだとき、 僕は心子を抱きしめ、
「大丈夫だよ、 安心して……」
と何度も 慰め続けました。
自己否定に陥って、 泣いて電話をしてきたときには、
「話したいことは 何でも言って。 俺は そのためにいるんだから」
と労ったこともあります。
優しく、 大きく 受け止めることが必要でした。