「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「世捨て人」 タイプ

2015年03月24日 21時36分25秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
○世捨て人
 
・ 典型的な思考
 
 生き馬の目を抜くような世の中で、 安全な場所なんてないのです。
 
 皆、 最後には裏切るのだから、 隠された意味に 警戒しなければいけません。」
 
・ 典型的な感情
 
 コントロールできない恐れ, 飲み込まれてしまう恐怖から、
 
 安堵を得ることができません。
 
 批判を、 自分に対する 全面的な死刑宣告のように 厳しい非難と取り、
 
 自尊心を保とうとして 仕事や趣味に頼ります。
 
 内面的な恥の気持ちは、 他人を途切れなく批判することで 表現されます。
 
・ 典型的なふるまいと 中心的ジレンマ
 
 固い殻があるため、 自信があり、 断固としており、 自立していて、
 
 社交の才にさえあふれているように見えます。
 
 身近にいる家族は、
 
 不信, 完全主義, 不安感, 焦燥感, 激怒, 妄想を 体験します。
 
 皆を 完全主義の理想に照らし合わせ、 激怒や締め出しで 相手を罰します。
 
 自己の喪失を恐れ、 これは 所有物の独占欲に繋がります。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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