○世捨て人
・ 典型的な思考
生き馬の目を抜くような世の中で、 安全な場所なんてないのです。
皆、 最後には裏切るのだから、 隠された意味に 警戒しなければいけません。」
・ 典型的な感情
コントロールできない恐れ, 飲み込まれてしまう恐怖から、
安堵を得ることができません。
批判を、 自分に対する 全面的な死刑宣告のように 厳しい非難と取り、
自尊心を保とうとして 仕事や趣味に頼ります。
内面的な恥の気持ちは、 他人を途切れなく批判することで 表現されます。
・ 典型的なふるまいと 中心的ジレンマ
固い殻があるため、 自信があり、 断固としており、 自立していて、
社交の才にさえあふれているように見えます。
身近にいる家族は、
不信, 完全主義, 不安感, 焦燥感, 激怒, 妄想を 体験します。
皆を 完全主義の理想に照らし合わせ、 激怒や締め出しで 相手を罰します。
自己の喪失を恐れ、 これは 所有物の独占欲に繋がります。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕