「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BP/non-BP パターンの発見・特定 (1)

2015年04月26日 20時44分08秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
※ アクション・ステップ 14
 
 レイチェル・ライリンドの 著作の抜粋を記します。
 
 挿入されている設問の、
 
 a, bのうち 当てはまるものにチェックを入れてください。
 
 
《 家は本当に悲惨な状態でした。
 
 床じゅうに物が散らばり、 ゴミがあふれていました。
 
 私はなんて母親なのだろう。
 
 ここで何をしているのだろう? 》
 
1. これが示しているものは
 
□a. 希望の欠如, 絶望感, 誇張された失敗。
 
□b. 不安定な人間関係
 
 
《 才能があるはずだったのに、
 
 認められなかったという 不公平感が押し寄せてきました。
 
 私は一文なし、 髪はボサボサ。
 
 子供たちは私から 生命を吸い取っています。
 
 孤独で落ち着きません。
 
 私は電話へ向かいます。 》
 
2. これが示しているものは
 
□a. 分裂 (スプリッティング)
 
□b. 空虚感
 
 
《 「トムはいますか?」
 
 「お待ちください、 レイチェル」
 
 ああ、 嫌な秘書。
 
 いつも延々と待たせて 弄ぶあのやり口。
 
 私をバカにしているんだわ。
 
 性悪女。 》
 
3. レイチェルが 秘書を嫌いな理由は
 
□a. 言葉で虐待している
 
□b. 自分の低い自己評価を 秘書に投影している
 
 
(次の記事に続く)
 
〔 「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
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