「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BP/non-BP パターンの発見・特定 (3)

2015年04月28日 21時03分05秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
《 「だめよ! 」
 
 私は泣きだしてしまいました。
 
 「私ってバカね。 うんざりしているでしょうね」
 
 「うんざりなんかしてないさ。
 
 --本当に悪いけど、 もう切らないと…… 」
 
 泣き声はうめき声に変わり、 さらに悲鳴に変わりました。
 
 何も分からなくなり、 憑かれたようになりました。 》
 
7.
 
□a. レイチェルは 自分のやりたいようにするため、 人を傷つけようとしている
 
□b. DSM-Ⅳの情緒の不安定さ (短時間に転換する 不安的な気分)
 
 
《 「レイチェル?  落ち着いてくれ。 近所の人が何事かと思うよ」
 
 「そんなことしか考えてないの?  帰って来なくていい。
 
 こんな忌ま忌ましい家、 どうでもいいわ。」 》
 
8.
 
□a. 「こっちへ来て-あっちへ行って」 の 見捨てられ/飲み込まれ力動
 
    DSM-Ⅳの不適切な怒り
 
□b. 帰って来てほしくないのは独立心
 
 
《 「レイチェル、 数分で家に帰る。 わかったね?」
 
 「私のこと つくづく嫌になったでしょう?」
 
 私はめそめそと すすり泣きました。
 
 「そんなことないよ、 大事に思ってるさ」
 
 彼はため息をつきました。 》
 
9.
 
□a. レイチェルは 自分をコントロールしたいと望んでいる。
 
    でも何故そう感じるのか、 どうしたらよいのか、 理解していない
 
□b. トムが 何を言えばいいか分かっていたら、
 
    レイチェルを悪気分から救い出せた
 
 
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アクション・ステップ14の解答
 
1. a    2. b    3. b    4. a    5. a
 
6. b    7. b    8. a    9. b
 
〔 「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
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