「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「車椅子社長の猛烈ケアビジネス」 企画書 (2)

2009年04月20日 20時20分18秒 | 車椅子社長/無意識の彷徨/コンビンサー
 
(前の記事からの続き)

 しかし美由は、

 現実を知らない 自分の甘さも 思い知らさぜざるを得なかった。

 献身や慈悲だけでは 介護はできない。

 金がなければ 優しさは続かない。

 それが不動の信念だ。

 やがて美由は 不動の内に秘められた 真の人間性や、

 ビジネスの理念というものを 理解していく。

 放埒な車椅子社長・ 不動の姿を通して、

 現実的な 介護に大切なものを 伝えていきたい。

 また美由は、 ヘルパーのフィリピン人 シンシアの的確なスキルに 感嘆する。

 理想と意欲だけでは ケアはできないことに思い至り、

 次第に現場のケアを 身に付けていく。

「 ずぼらでなくちゃ 介護は続かない。 」

 それが シンシアのモットーだ。

 そうして家族もまた 老人への接し方を学び、

 関係が良くなることによって、 老人の状態も良くなっていく。

 そして 親子の愛情も蘇るのだった。

 どんな障害があっても、

 人は 望みや理念を持って 生きていくことができる。

 傷害を抱える不動は 自ら身をもって それを実践している。

 不動は、 車椅子ラグビーという “格闘技” の

 勇猛なアスリートでもある。

 不動は 自分にしかできない 介護のシステムを作ってきた。

 それは 人の善意だけに頼った 画餅ではなく、

 地に足の着いた 現実的な道である。

 そして その底流にあるのは、

 人の人に対する 愛情だということを 描くドラマである。

 暗いことが多い 世の中だが、

 それを乗り越えていく 希望や力を感じ取ってもらいたい。

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 以下、 ストーリーは 下記の記事から連載しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/41907944.html
 

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