(前の記事からの続き)
BPDの人は 子供が自分の 思い通りであることを要求し、
無条件に愛せないかもしれません。
・自分の不全感を補うため、 子供には完璧を要求する。
・自分だけがだめだと 感じたくないため、
子供も 愚かで失敗ばかりし、 魅力がないということを求める。
・子供が 自分と異なる 感情や意見を持つと 脅かされる。
身体的, 感情的虐待をしがちで、 極度に無視したりする。
・薬物乱用などの 情動的行動は、 BPDの人の子供の 安全や幸福を脅かす。
・極端に感情的になり、 言葉の暴力を振るう。
・自分のニーズで目一杯で、
子供を他人の虐待から 守れなかったり、 守ろうとしなかったりする。
以上の行動は、 意図的ではなくても 虐待と言えます。
あなたが 子供の親族でなくても、
子供の プラスのモデルになろうとする 熱意は、 子供を大いに助けます。
思いやりや愛情だけが、 虐待を受けた子供の 支えになるのです。
BPDの人は 自分の虐待に対して、 4つの基本的な態度を取ります。
・自分の行動が 虐待的であることを否定するか、 正当化する。
・落ち着いているときには 反省したりするが、
良い方へは変わらず、 変化しないことの言い訳をする。
・自分に罪悪感を持って 恥じ、 自傷や自殺の素振りをする。
それを更に後悔し、 悪循環に陥る。
・自分の不充分さを受け入れ、 子供との関係を育てるため、
(セラピストと共に) 懸命に努力する。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)
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