(前の記事からの続き)
BPDの人の虐待から 子供を守るための、 ポジティブで実践的な提案があります。
○non-BPDの人は、 BPDの人と虐待の話を付けることに 脅威を感じ、
虐待を矮小化したり、 自分の力を 諦めたりすることがあります。
BPD的行動は 大人にとっても 対処が極端に困難です。
しかし、 子供にとっては より一層難しいのです。
最初に 虐待が発生した時点で 真剣に受け止めましょう。
無視すれば、 BPDの人に 虐待を繰り返すことを 許可してしまいます。
一貫した境界を持ち、 間歇的な強化を 与えないようにしてください。
○BPDの人が 治療を求めるのを 援助しましょう。
非難ではなく、 ポジティブなコメントを与えましょう。
育児の支援をしましょう。
○子供が BPDの人の行動を 非個人化できるよう、 援助しましょう。
年齢に相応しい 教育をしましょう。
あるnon-BPDの人は、 幼い子供に こう語りました。
「ママは病気なんだよ。
とっても悲しくなってしまうような 病気なんだ。
ママは お前のしたことで、 怒ったり 泣いたりしたんじゃないんだ。
ママは お前をとっても愛していて、 お前がママを 幸せにしてくれるんだ。」
年長の子供には 別のアプローチが必要でしょう。
けれども、 知的には理解できても、 感情のレベルで感じるのは 別のことです。
彼らまだ子供なのです。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
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