「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自殺行動への対応

2016年02月07日 19時40分19秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
○ BPが 自殺を計画していると伝えたとき
 
 BPが自殺の計画を伝えたら、 すぐにその人のセラピストに 連絡してください。
 
 BPがセラピストを選ぶときには、
 
 時間外の電話に対応してくれる セラピストを見つけるよう勧め、
 
 自殺危機のときには BPがセラピストに電話をして、 指示してもらい、
 
 あなたにも確認の電話をするよう 助言してください。
 
 BPにセラピストがいなければ、 救急病院か119に電話してください。
 
○ 自殺行為への反応の仕方
 
 BPがすでに 自殺に繋がることをしてしまったら、
 
 何をしたかを知らなければなりません。
 
 薬を飲んだのなら、 薬の名前や数量、 どのくらい前に飲んだのか。
 
 身体を切ったのなら、 どこをどのくらい切ったのかなど、 具体的に聞きましょう。
 
 BPが危険な状態でないなら、 その人のセラピストに電話させてください。
 
 自分では何もできないなら、 救急隊に通報しましょう。
 
 BPが意識を保っていられるように、 話し続けてください。
 
 
○ あなた自身を助けること
 
 BPが自殺傾向があれば、 だれもストレスが大きくなります。
 
 次のようなときに、 BPを助けることをよしとします。
 
1. あなた自身の限界の範囲内だと はっきり分かっているとき
 
2. あなたが燃えつきていないとき
 
3. BPにとって最善であるとき
 
4. 他の選択肢がないとき -- 何かしないと 悲劇が生じる可能性が高いとき
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 

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