「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ9 (4)

2009年09月11日 21時11分40秒 | 「BPDのABC」より
 
(前の記事からの続き)

 non-BPDの人は 自傷行為に怯えてしまいます。

 BPDの人との トラブルが引き金だと、 責任を感じてしまいます。

 でも 外的な出来事が きっかけだとしても、

 本当は BPDの人の 内的体験に根ざしているのだと、

 心に留めておくことが 必要です。

 自分を責めないように。

 自傷に対処するために、 次のような提案があります。

・BPDの人に 共感を持ちましょう

 BPDの人が どう感じているか 理解しようと努力していることと、

 BPDの人が 苦しんでいるのを知っていると、 伝えましょう。

・BPDの人が 安定しているとき、 自傷の理由を 理解するようにしてみましょう。

 もっと他の 適応方法を一緒に考えましょう。

 代わりに エアロビクスの教室へ行くとか、 自分で自分を 撫でさすったり、

 ペットの犬と 触れ合うのもいいでしょう。

 赤インクで 自分の腕に 印を付けるのも有効です。

・自傷を強化しないように 境界を設定しましょう

 例えば、 自傷しそうになる前に 友だちに連絡をしたら、

 BPDの人を 安心させるように話をしてくれると 約束します。

 けれども、 自傷している最中や してしまったあとに連絡をしたなら、

 大切に思っていても、 そんな状態のときは 関わらないと。

 これは 友人たちの ストレスや罪悪感を軽減し、

 友情が続く 見込みが高まります。

〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕

(次の記事に続く)
 

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