65才以上の人が、 高齢者施設などでボランティアをすると ポイントが溜まる
「介護支援ボランティア制度」 を 導入する自治体が増えています。
1日の活動で 200ポイントが加算され、
1ポイント1円の換算で、 年度ごとに 8000円まで換金もできます。
ボランティアは 利用者にお茶を入れたり、 話し相手になったりします。
働いていた時と同じように 社会とつながり、
貢献していることが やり甲斐になるといいます。
この制度は 高齢者に元気に活動してもらい、
要介護になるのを 予防するのが目的です。
研修を受け、ボランティアとして登録すると、
ポイントカードやスタンプ帳をもらえます。
換金したポイントは、 介護保険料にあてることもできます。
保育所や幼稚園, 子育てサロンで、 子育ての先輩である女性高齢者が、
若い母親たちの 子育て相談を聞く例もあります。
また、 孤独死, 孤立死が深刻化するなか、 在宅高齢者の見守りをするために、
ボランティアを 65才以上から18才以上に 広げた自治体も。
高齢者施設での活動のほか、
在宅高齢者への訪問, 安否の確認, 日常生活の支援を行ないます。
介護支援ボランティアは 本来、
高齢者に健康を保ってもらい、 介護保険制度の担い手とするのが 狙いです。
一方で、 少子高齢化が進み、 世代ごとに制度を完結させるには 限界もあります。
世代間の支え合いを加味した ボランティア制度は、
より多くの人が 支え手に加わる契機になりそうです。
〔読売新聞より〕
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