(前の記事からの続き)
○ ボーダーの人によく見られる 思考パターン
彼らの無意識の想定は、 あなたのものとは 非常に異なっています。
以下のようなものがあります。
・ いつでも私は、 大切な人たち皆から 愛されなければならない。
そうでなければ、 私には価値はない。
・ ある人々は善良で、 全ての面で完璧だ。
ある人々は悪人で、 罰を受けなければならない。
・ 感情や行動を、 私はコントロールできない。
・ 誰も、 私がその人を思うほどには、 私のことを大切に思ってくれない。
・ 私をひどく扱えば、 私はひどい人間になる。
・ 孤独なとき、 私は 何の価値もない人間になる。
・ いつでも私を愛してくれる、 完璧な人を見つけたら、 私は幸せになる。
でも、 それに近い人が 私を愛しても、 その人には何か問題がある。
・ 誰かの何かが必要なとき、 それを手に入れられないのは 耐えられない。
○ 感情が事実を作り上げる。
普通の人は、 感情は事実に基づいています。
しかしボーダーの人は、 事実を感情に合わせて 修正してしまうことがあります。
例えば、 夫がボーダーの妻に、
友だちと飲みに行くから 帰りが遅くなると 電話したとします。
妻は不安になり、 夫には飲酒の問題があると言ったり、
自分より友だちと一緒にいるなんて 酷い人だと言うかもしれません。
○ 合理化
合理化も、 よく用いられる防衛機制です。
都合よく理由を付けて、 自分を納得させることです。
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
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