朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

知恩院 特別公開

2016-05-10 | 京都の文化(春)

京都では、四季に合わせて非公開文化財の特別公開をしています。(今期は5月8日まで)



主催は寺院ではなくて公益財団、説明員は学生が実習としておこなっています。拝観料が一箇所で800円と高めなことが難点ですが、まあ文化財の維持に協力する意味もあろうかとは思います。

青蓮院の方から歩いていったので、普段は通ったことのない黒門から入りました。入ってすぐのところにはお城のような石垣が残っています。



楓の若葉には赤い花が咲いています。竹とんぼの羽のような花弁?がついています。実が風でよく飛ぶためにでしょうか。

御影堂は修理中で入れませんが、法然上人御堂(集会堂)は無料で誰でも入ることができます。ここでは法要を執り行っていました。その奥に、大方丈と庭園があり、それらを特別公開していました。

知恩院の七不思議を説明するパネル。今回は、「抜け雀」の実物襖絵をみることができました。大方丈の菊の間の襖絵は狩野信政が描いたもので、あまりにも出来栄えがよいため、描いたスズメが飛んでいってしまったという不思議です。

大方丈の内部は撮影禁止なので、説明パネルで紹介します。

庭園に出て、池と石、緑の木々を眺めました。

屋根瓦ならぬ、本物の鷺が立っていました。

あやめ。池泉回遊式の庭園です。

新緑といっても、明るいの、暗いの、丸い葉、尖った葉など見飽きません。

「二十五菩薩の庭」

知恩院所有の国宝「阿弥陀如来二十五菩薩来迎図」を元にして、造られた庭です。臨終の時に念仏を称えれば、阿弥陀如来と二十五菩薩がお浄土へ迎えてくださる様子を示すものです。配置された石は阿弥陀如来と二十五菩薩を、植え込みは来迎雲を表しています。

 

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貴船から鞍馬寺へのハイキング

2016-05-06 | 京都の文化(春)

叡山電車で簡単にアクセスできる山歩きコースです。今年の京都のGW(前半)は良い天気に恵まれました。

貴船口駅まで電車で行き、清流に沿って貴船神社に向かってゆっくり歩いていきました。この区間は京都バスが運行していますが、30分くらいで歩くことができます。しかし車道を歩かねばならないのが残念です。

シャガの花が咲き誇っています。

新緑に囲まれた渓流が続きます。

30分ほどあるくと、料亭が現れます。川床が作られていて食事をしている人たちの姿が見えました。

神社の前にある老舗「ふじや」の川床。

貴船神社の鳥居。

境内への石段には、参詣客の行列が長く続いていました。そこでこの神社はパスして、少し戻って、鞍馬山への登山道への橋を渡りました。

愛山費(入山料)300円をここで支払いました。

すぐに急坂が続きました。

折り返しの坂道。このところ運動不足だったので、気持ちの良い汗。

鞍馬奥の院、魔王殿。

”奇岩の上にある小堂。魔王殿は、650万年前に人類救済の使命に帯び、金星から降臨した魔王尊が祀られている” (https://kyoto-design.jp/plan/3257

まだ登りが続きます。

義経堂。

牛若丸義経が鞍馬天狗に武道修行を受けた場所と伝えられています。

まだ登ります。

木の根道。

この辺りは岩盤が地表近くまで迫っているので木の根が地中深く入り込むことが出来ず、杉の根が地表に露出した状態になっています。ここで牛若丸が跳躍の練習をしたという言い伝えがあります”

義経の飲んだ泉。

新緑の向こうに、比叡山が遠望できました。

本殿金堂の境内に到着。

ここまで来ると、多くの参詣客が集まっていました。

「六芒星」

有名なパワースポットです。

ここで、セルフィーしている人がいました。


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変わった動物たち

2016-05-05 | 京都の文化(春)

京都市動物園に遊びにいきました。

ナマケモノ。

ロープにぶら下がっていて、動きません。餌の野菜もロープにぶら下げてありますが、どうやってたべるのでしょうか。生態がとても奇妙なので人気があります。

大きなコウモリが何匹もぶら下がって寝ていました。

ミーアキャット。キャットと名前がついていても、猫ではなくでマングースの仲間だそうです。

触れる動物たち。やぎ、ブタ、うさぎなどがいます。

動物園の職員による紙芝居。マレーシアから最近プレゼントされた象のお話でした。

キリン。

この日は風が強くて、左側の木の枝が風に押されて時々柵に近づきます。一部の枝の先端は食べられた跡が残っていました。

もっと食べたいと、このキリンは精一杯首をのばします。見ている人たちはみんな応援するのですが、これ以上は柵に近づかないので、ハラハラドキドキでした。

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梅小路

2016-05-03 | 京都の文化(春)

昨日は連休の谷間、月曜日でしたが、好天に恵まれて、ここも満員でした。

リニューアルオープンして間もない「京都鉄道博物館」。

月曜日は、美術館・博物館は休館が多いのですが、ここは特別です。

この日は下見だけで中には入らなかったので、外の柵の間からのスナップショットです。SL、湘南電車、最初の新幹線が並んでいる様子がわかります。

テント式の手作り飲食店もたくさん開店。石垣島で作られた甘いパイナップルのスティックを買って食べあるきました。

無料の児童遊具も充実。

水族館も開いています。それほどの混雑ではなかったようです。鉄博に多少は人気取られたのかな。(諸般の都合で私は入場せず、幼児たちとその付添がイルカのショー、タランチュラ?などを楽しみました)

野原でピクニックを楽しむ人達、子どもたちがいました。

 

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「禅」 京都国立博物館

2016-04-27 | 京都の文化(春)

こんな看板が七条通を通るバスの窓から見えるので、気になっていました。



実家の菩提寺が、禅宗なこともあり、見学にいきました。



「見て感じる禅問答」

このポスターの絵は、「達磨像」白隠慧鶴(江戸時代十八世紀) 大分・萬壽寺です。

臨済宗の禅を中心とする展示構成になっています。

地味なテーマで、それほど話題にはなっていないので、行列はなくてすぐに入場することができました。

禅宗の成り立ちから、その日本での展開、戦国武将との関わり、禅の仏たち、禅文化の広がりと、時系列に物語が説明してあります。

特に記憶に残る2,3点を掲載してみます。

いわゆる禅問答、「瓢鮎図(ひょうねんず)」、川にいるマナズをひょうたんで捕まえることは如何という問いかけです。

普段は退蔵院に行くと、これのレプリカをみることができます。写真のカットでは上半分を省略していますが、そこには当時著名な禅宗の多数の僧侶が、これに対する回答を漢文で書いて印を押しています。

あえて、不可能な試み、とても効率の悪い行動にどう答えるか。

これは、京都・錦小路の青果商の跡継ぎとして生まれた伊藤若冲の作品「竹図襖」。竹を思い切ってデフォルメして描いています。そのユーモアの精神と新規な技法への挑戦はまるでピカソのようです。

狩野山楽の虎図ですが、この作品の展示は後期(5月3日から5月22日)でした。

現在は、南禅寺本坊小方丈障壁画のうち 「群虎図」 狩野探幽筆の虎や豹をみることができます。

十八羅漢坐像のうち 「羅怙羅尊者」 范道生作 三軀 江戸時代 京都・萬福寺

羅漢さんの胸が開いて仏像が現れるという、非常に迫力ある仏像です。普段は、萬福寺に行かないと拝観できません。

国宝20点、重文100点を含む多くの伝統的絵画や墨跡をみることができました。

 

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桂文珍独演会@ロームシアター京都

2016-04-21 | 京都の文化(春)

初めてロームシアターに入場しました。



メインホールは2000席で満員でした。



4階まで座席があります。



前座があって、文珍の落語が一席、三味線演奏と都々逸、さらに一席を文珍。

休憩後、文珍が一席を演じました。



「定年の夜」は、新作。スマホ、ライン、検索、動画中継、アマゾンなどなど、ネット用語が満載でした。

観客のほとんどが高齢者。理解できたのでしょうか。ともかく大変に愉快な公演でした。

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狸谷のお不動さん

2016-04-19 | 京都の文化(春)

このところ運動不足が気になっています。久しぶりに、狸谷山不動院に登ってみることにしました。

京都観光にはよく知られた「詩仙堂」を通りすぎて、どんどん山に向かって上がっていくと、狸谷のお不動さんの自動車祈祷殿が現れます。大きな枝垂桜はもう殆ど散っていました。




さらに100メートル位行くと、七福神の石像が出迎えてくれます。



稲荷社を横に見て、石段が始まります。本殿までは250段あるようです。



所々に、信楽狸が現在位置の段数を教えてくれます。健康づくりの運動を進めているようです。



ここからはさらに急な石段となりました。青もみじが美しい季節です。



ようやく到着。

宮本武蔵が心の剣を磨いたとされる滝があります。



積善余慶。


"善行を重ねているような人の家庭には、自然にめでたいことが集まってくるものです。人知れず善いことを積み重ねていくよう努力することは決して無駄にはなりません。 ....「易経・坤卦」に出てくる言葉から引用された諺です。ここでの家はファミリー全般のことを指しているので、「善行を積んだ人の報いは、子々孫々まで伝わる」というのが原意です"(http://www.iec.co.jp/kojijyukugo/vo33.htm)

**

清水の舞台のような構造で本堂が造られています。



登ってきた谷間の隙間から麓の集落が見えました。



ここまで登ると少し汗ばみました。線香をあげて合掌すると気持ちが落ち着きました。

五穀豊穣。



阪神タイガースの優勝記念の石碑です。



シャガが路傍に咲いていました。

自宅から、ここを往復すると約7000歩、5kmくらいで、目標の1万歩に不足するのですが、250段の石段とそこに至る坂道もかなりあるので、まずまずの運動量になります。これからも、もっと登ってこようと思いました。

 *

 

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岡崎疎水の桜

2016-04-10 | 京都の文化(春)

桜の季節には、岡崎疎水に十石船を浮かべて運行しています。(4月5日)

向こう岸は京都動物園。時々、鳥の鳴き声が聞こえました.

八重桜。

太い幹から、直接芽吹いた花。

平安神宮の大鳥居。

この周辺には美術館が集まっています。

今年改築して新しくなった「ロームシアター京都」(旧京都会館)。南側からの外観は元のまま維持されているようです。メインホールは本格的なオペラの公演ができるように少し背が高い建物となりました。

日が沈んで、マジックアワー。カメラでは空の色が肉眼よりも群青色に写りました。背景は東山の濃い緑色。両側の桜の花には照明を当てています。

西の方面、この先は鴨川にぶつかるので疎水は左に折れて伏見の方面に流れていきます。

この日は、これ以上の夕焼けにはなりませんでした。

ライトアップされた水路に、十石舟が走ってきました。すばらしいお花見になったことでしょう。

 

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南禅寺、インクライン、桜

2016-04-09 | 京都の文化(春)

一昨日の雨と風に、どうやら京都のソメイヨシノの多くは耐えた模様です。

昨日(4月8日)夕方、出町柳駅前を京都バスで通りがかったとき、高野川の桜越しに見えた風景です。出町デルタの場所取りに近所の学生グループがシートを広げていました、新歓行事でしょうか。  

さて、少し日付を戻って、4月5日哲学の道を歩いた後、南禅寺の桜を見物しました。

三門。

境内を歩くのには拝観料は不要です。

この日は、まさに満開でした。

桜の花に、ヒヨドリが来ていました。ウグイスも鳴き声は聞こえるのですが、姿を見つけることはできません。

ボケ。

鮮やかな色で目立ちます。

カエデの花が小さいですがしっかりと咲いています。咲き終わると、ヘリコプターの羽のような実をつけます。

三門前のパノラマ風景です。

蹴上に向かうと、この「ねじりマンボ」のガードがあります。

この煉瓦作りの建造物は、明治時代に造られ、内部の天井と側壁には煉瓦が斜めに捻るような形状で埋め込まれています。土の圧力を分散させて強度を上げる工夫だったようです。

満開の桜並木に人々が集まっていました。

記念写真、自撮り棒、外国人、外国語が飛び交っています。

道路の向こう側には、疎水工事と同時に造られた水力発電所の建物が見えます。

京都市国際交流会館があります。

気になっていたので、入ってみました。

京都市の外郭団体が運営する公共施設です。

休憩場所として、「穴場」です。

広々としたロビーには喫茶カウンターがあって、テーブルと椅子は無料で清潔なトイレもあります。京都に住む外国人や学生の生活案内のカウンターや掲示板がありました。

※「国際会館」(国立、地下鉄烏丸線終点)と紛らわしい名称です。この会館のwebには「タクシーで来るときには”「蹴上」の国際交流会館と言ってください”と書いてあります。

岡崎の疎水に立つ彫刻が、夕陽に照らされて輝いていました。(つづく)

 

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狛犬ならぬ、狛ねずみ

2016-04-08 | 京都の文化(春)

「哲学の道」の南の端に近い処に、こじんまりした「大豊神社」があります。

ねずみが、神様の門番をしています。

今の季節、入り口の石灯篭に椿の花が各種かわいく並べられていました。

この白い花は、利久梅(利休梅)。大ぶりの花びらと、真っ白な色が鮮やかです。

猿の石像、顔が凛々しい。

鯛釣草(タイツリソウ)。

胡蝶侘助(コチョウワビスケ)。

 

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