先斗町の鴨川沿いにある小さな片泊まり旅館で朝ごはんをいただきました。
コロナ禍でお客さんが全く来なくなり旅館も困って、京都在住の人にも旅館の良さを味わってもらう企画です。
東京に住むいとこから教えてもらって、6月限定の朝ごはんに行きました。
ゆっくりと平日の午前中を過ごすことができました。客室は僅か3部屋だそうです。
納涼床はやっていません。
江戸時代の手彫りの版木を台にして特注の花差し(金属製)に季節の花が飾られています。
ふと畳を見ると、なんと!ホタルが飛び込んできました。平家蛍のようです。
おたふくが箕(みの:米や麦を脱穀して実だけをふるう道具、いわばフィルター)と一緒に飾ってあります。
旅館の名称「三福」みふく、の由来だとか。
「嫌なことを持って来ても、ここでふるいにかけて嫌なことは全て鴨川に流して帰ってくださいね、お客さん」
外に出ると静かな先斗町の通りが続いていてまるでいつもの混雑とは別世界でした。
(^.^)
予約は2日前の夜までです。