訂正:下記本文で「銀行が日銀に資金を預けると、0.1%の利息がつく」との記述は過去のことであり現在は正しくない。この記事の最後に詳述しておきます。(2018-10-07 07:55)
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散歩の途中に近所の郵便局の前を通った。
もう、年賀状の広告が掲示してある。販売は11月1日からだそうだ。
2年前から、年賀状の発送はうんと少なくしてしまった(その前年に予告)。親戚とごく親しい友人だけに送るので現役時代の数分の一に減少。受け取り数も比例して減少。
お正月の年賀挨拶は、ブログ、SNSやeメールに移した。そのほうがむしろリアルタイムでの挨拶ができる。
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別の日に郵便局で、京都市の敬老交通パス(市バス・地下鉄)の手続きのため貯金通帳を持参して所定の料金を振込みした。
その際に、局員から「定額貯金」の満期(10年)が近づいているのがいくつかある、預けかえの手続きをしませんかと言われ、ええと返事した。用紙が出されて、住所氏名などいくつも書き込む項目があり、その日は別の用件があったので後日に来るといって郵便局を出た。
さて、定額貯金とは:
「預入の日から起算して6か月経過後は払戻し自由。10年間半年複利で利子を計算するじっくり増やせる貯金です。」
「特徴・預入の日から起算して6か月経過後は払戻し自由。
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・預入後3年までは6か月ごとの段階金利を適用します。
(金融情勢によってはこの限りではありません。)・10年間半年複利で利子を計算します。」
だそうだ。(引用:ゆうちょ銀web)
その金利は:
00が多くて、目くらましのようだ。
0.01%とは、100万円を1年間預けて、利息は100円(そこから税を引かれる)。
通常貯金(普通預金と同等)は、その1/10なので利息は10円だが。
昔は。定額貯金の利率が良くて半年複利で増えたので、10年で驚くような元利合計額になった。例えば、10年でほぼ倍とか。
0.01%とは、もう書類を書いて持っていくだけでもバカバカしいので、やめた。満期になると通常貯金に振り込まれるだけ。
今日、とあるテレビ番組の時事問題解説バラエティでやっていたが「銀行が日銀に資金を預けると、0.1%の利息がつく」そうだ。~その理由は、行政機関(財務省)としての銀行経営の保護、支援だそうだ。そのさきには官僚の天下りがある。100万円の定額貯金をまとめて日銀に持っていけば(絶対安全に)年間1000円の見返りがあり、貯金者には100円だけ戻すという仕組み。
商店で買い物をして、ポイントカードを提示すれば普通は0.5%のポイント(円相当)がつく。とあるクレジットカードは2%のポイントが還元されるものがある。
インターネット専用の銀行(政府に認可された正規の銀行)では、定期預金(6ヶ月、1年)で0.05%の利率を支払うものがある。窓口店舗を持たず、全ての業務をネット経由で実行し、現金の受け渡しはコンビニやゆうちょ銀のATMを使用する。いわゆる紙の「通帳」はなく、その銀行の口座にアクセスして自分で記録を確認して、必要ならばダウンロードして記録を保存する。ペイオフなどの保証にも当然対応している。
ゆうちょ銀行は、確かに全国各地、かなりの過疎地にも窓口をもつ特定郵便局があって地方での生活経済インフラの役割を果たしていると思う。
だが、ICTリテラシーさえあれば、PCやスマホが使えれば、ネット銀行の利用で定期預金の利息は5倍、その他ATMなどの銀行サービスはゆうちょ銀行のATMがそのまま使える。
(都会にいても)「情報過疎地」に自らを囲い込んでいる人々は、「不当に」金融サービス事業者に搾取されているとも言えよう。
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追記:(2018-10-07)
「銀行が日銀に資金を預けると、0.1%の利息がつく」との朝日放送「正義のミカタ」(2018-10-06 9:30~)での高橋洋一氏の発言は、現在では間違いとの指摘が友人からありました。
ゼロ金利、マイナス金利になってからは、法定準備率を超える市中銀行による日銀預金は残高が必ず減ります(=マイナス金利が適用されるため)。その説明は下記の日銀webにあります: https://www.boj.or.jp/announcements/education/exp/exp01.htm/
明らかに間違った情報を、テレビ放送局が「経済専門家の発言」として放送するのは大変に困ったことです。いわゆるフェークニュースです。
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