小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ようやく母島ローゼル開花しました♡

2019年09月19日 | ローゼル栽培
■ようやく、今期の母島ローゼルが9/14に開花しました♡

薄ピンクの可憐なお花です♪

今期は例年よりも涼しい日が多く、
そもそもの成長がゆっくりだった気がします。

開花も例年よりは少し遅めな感じがします。
これからの実成りに期待ですね♪

母島ローゼルの開花は主に早朝から10時頃までがピークです。
あとはしぼんでガクの肥大に進んでいきます。

この調子で行くと出荷開始は10月になってからになると思います。
9月末頃に予約を受け付けますね♡

■晩生品種の「うちなーローゼル」はまったく蕾の気配すらありません。

葉っぱが茂る期間が長いので、葉っぱの料理(佃煮、お浸しなど)にいいですね~☆

ちなみにローゼルとは食用ハイビスカスです。
詳しくは過去の記事を読んでほしいのですが、
美しい紅い色と酸味を活かしたジャムや塩漬け、ハーブティー、お酒やお菓子に使える作物です。

メインの収穫期間が約1か月と短いのですが、ドライや冷凍、塩漬けなどで保存がきく素敵な存在です☆



■ローゼルを栽培してもうすぐ10年になります。
その間、無農薬・無化学肥料栽培でずっと自家採取をなんとか続けてきました。

ここ3年で沖縄や内地から新しい品種が仲間入りし、
現在は「母島」「ルビー」「うちなー」の3つの品種を主に栽培しています。

最初の頃は気にならなかったのですが、
ここ5年くらいは栽培して数本は栽培途中で立ち枯れをする株が発生していました。

今まではあまり気にしていなかったのですが、
今年は10本を超える立ち枯れが発生し、少し目に余る様になってきました。

この立ち枯れは栽培初期から収穫期にかけて突然発生し、
葉っぱの色が変わり、枯れていくのです。

ある日、突然ランダムな位置で枯れていくので、とてもビックリします。
身長位の背丈にまで成長している株が枯れるのはとてもショックです。

今の所「母島ローゼル」のみで発生しており、他のアオイ科仲間であるオクラでも発生したことがありません。


株の根元は白いカビのような状態になっています。

今期、あまりに目に余ったので自然栽培の師匠でもある竹内考功さんに聞いてみたら、
「オクラ 疫病」の一種ではないか?との事でした。

なるほど、思い当たる点が幾つかありました。

頂いたコメントを紹介しますね。↓

御無沙汰です。ローゼルそのものはしばらく栽培しておりませんが、

1)はっきりしたことはわかりませんが、ポイントは、ローゼルは、アオイ科のオクラの仲間で、ナスとオクラは連作障害を引き起こしやすいので、

「白いカビ、ジャガイモ(ナス科)、育苗初期から収穫期まで幅広い時期に発生」

ということは、写真などがないので、
現状のコメント欄から類推するに、連作障害による「オクラ 疫病」の一種ではないかと思います。
こうち農業ネット
サイトを↑にはっておくので、畑の症状かどうかをご確認ください。

2)南国(熱帯)の母島は雨が多く、
疫病は「多湿条件下ではその表面に病原菌が霜状に生じやすい」ので白いのかと思います。

ナス科とアオイ科では、混植、間作、前後作どれも育ちが悪くなるだけでなく、相性がとても悪く、
結果として疫病だけでなく、半身萎ちょう病など共通の病気があり、
ともに枯れて広がっていく傾向が強いです。
できれば、お互いの跡地での栽培は避けたいです。

①発生する前までの、予防対策は、ネギジャガ交互連作で、ジャガイモをむやみに輪作体系に入れないこと、
ナス科の跡地で、アオイ科(オクラ、ワタなど)は避けるのが一番無難です。

②とはいってもジャガイモの面積に対して、ネギの割合は少なく、
ローゼルの面積を増やしたい結果だと思うので、③の病気消毒を行った後であれば、
ジャガイモ⇒ネギ、ニンニク、タマネギ⇒ローゼルといった感じで、
前作にヒガンバナ科(ネギ属)を育ててから作付けを行うことが持続可能な道かと思います。

③ローゼル予定地を太陽熱消毒を行う。
そして、その後野菜がよく育つ肥えた土地になるので、
タマネギ、ニンニク、ネギなどを育てた後、ローゼルを育てます。

南国なので、雨も太陽も多いので、
土壌消毒方法として太陽熱消毒が最も適していると思います。
症状の軽いうちに行っておくことをお勧めします。
他の野菜にも病気が繁茂する前に、(すべての病気や連作障害が解消されるわけではありません。重度の連作障害には効きません)

1.まず、米ぬか2~3ℓ/㎡、苦土石灰100~200g/㎡、腐葉土(カットした、ワラか草)1~5ℓ/㎡、あればコーヒーかす、カニ殻、100g/㎡などをなるべく深く鋤き込み、

2.きれいに高畝立て後、しっかり大雨を当て、できればそこに乳酸系微生物(EMもしくはエンザ)を希釈したものを撒き

3.たっぷり水を含んだ畝を、透明マルチでぴっちり覆い、裾を土の中にいれて、40~70日(積算450℃以上900℃以内)発酵&太陽熱で消毒します。

その結果、病気が減り、腐植が殖え、よい菌が殖え、草が生えないので、タマネギを育てたいところです。

3)今年病気が出ていない元気なローゼルから自家採種しましょう。

4)また、実験ですが、ローゼルは多年草なので、小笠原であれば、台風が来なければ1~2年脇芽栽培ができるはずです。
収穫を終えたローゼルを30~50㎝残して切り戻すと、新芽が数本出てきます。
そのうち太さが同じ枝を残すとそこに花が咲き、また収穫できるようになるので、病気の出ていない場所で、やってみてください。
これがうまくいくと、ローゼルだけで延々栽培できるはずです。台風前には、切り戻しておいてくださいね。

病気は早期発見後、速やかに対処することで、拡大を防ぐことができます。
島での無農薬ローゼル栽培を確立を応援しております~。


と丁寧に返答を頂きました!
対処方法まで、バッチリです☆
ありがとうございます!

実際、ローゼルの裏作でジャガイモを作る事が続いていたので、
これは目から鱗でした!
これから気を付けなければ!!

これからはさらに色々試していこうと思います。

とりあえず、枯れてきた株は根元でバッサリ切って処分しています。

持続可能な農への挑戦は果てしなくて、ワクワクします♪


■先日9/16は敬老の日。
母島では毎年、敬老の日の集いということで、島のレジェンドの皆さんに感謝を込めて過ごすイベントが行われます。

保育園児から中学生までが歌に演奏を披露し、
日頃の感謝をとこの日を迎えれたお祝いの言葉を伝えます☆

僕は今年度は青年会長として来賓で出席させて頂きました。

後半のお楽しみ会には、母島の婦人会の皆さんが作ってくれた美味しいお弁当を頂きました(*^_^*)


メインは島野菜などの天ぷらを含む豪華盛り合わせの御膳です!!


他にはささげを使ったおめでたい赤飯に…


美味しいマグロのお刺身!


自前の衣装でマツケンサンバを披露するツワモノもいたりで、大盛況で会が終わりました♪

今、こうして健やかに島で暮らせているのも、
時代を島を作って来てくれた大先輩の皆さんのおかげです。

こうして無事に敬老の日を迎える事が出来たことに、ありったけのお祝いの気持ちを込めるとともに、
日頃の感謝の気持ちが溢れてきました(*^_^*)

来年は少し、ひみつのかくし芸に挑戦します♪


■秋と言えば台風シーズン。
今年はやたらに週末ばかり海が荒れる展開が多く、
なかなかカヌーを漕げない日々が続いています。

そんな中、
母島に10年住んでいて、初めてなほどの沢山のアジサシを沖港で確認しました♪

漁船の煙突に立つ、これはクロハラアジサシでしょうか?


風が強い日、沖港の小岸壁に沢山のアジサシがいます♡

いつも多くても5羽くらいのアジサシは見かけますが、
この秋はなんと12羽のアジサシが沖港に出現!!

鳥に詳しい方に聞くと、
クロハラアジサシが多く、
他にアジサシ、
更にオオアジサシも確認できたそうです!!

いつも飛んでばかりいて、なかなか僕のコンデジではうまく撮れないのですが、
今回はここぞとばかりに止まってくれているので、沢山撮る事が出来ました♡

動画もどうぞ!


次女は最近、海の中でバブルリングをするのにハマっています。

まだまだ綺麗にできませんが、そのうち見事にできる日も近いかもです♡

そんなローゼルな秋の日でした!