glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

すずちゃんののうみそ

2019-04-29 22:35:27 | エスペラント

 昨日注文していた絵本がようやく届きました。題名は’すずちゃんののうみそ’。音読のエスペラント学習一応区切りがつきました。新しいこともしたいとっ考えたのです。絵本の主題は自閉症(ASD) です。この絵本の評判を聞いた時、ひらめいたのでした。長いこと障害のある人と付き合ってきた私と友人でエスペラントに翻訳し出版はできないだろうか、と。病気も障害も理解できると結構平気になり、それを個性として受け止め、気にしないで付き合えます。理解がないととんでもない誤解で人を苦しめることがあります。古い経験ですが、学生時代寮に入っていました。寮生は学生だけでなく研究科という一年制の学科があり、専門職の人が学習のために勤務先から派遣され、入寮することもありました。ある時長崎から来た方が私は原爆症ですが、皆さんに感染することはありませんのでよろしくお願いしますと各部屋を挨拶して回っていました。驚いて原爆症が感染するなんて考える人はいないでしょうと言うと、今まで感染が怖いと差別されたことがあると答え、私たちを驚かせました。その後タイの田舎では戦争で負傷し、手や足を失った人たちが一緒にいると自分たちも同じように手足を失うと敬遠されているという話を聞きました。昔のことですので今はそのような誤解は消えているかもしれません。自分と違っているからと警戒して生活するより、なぜ違うのかを理解した方がお互いに生きやすくなります。自閉症のことも知らないより知った方がお互い気軽に交流できます。自閉症の人は世界中にいるでしょう。それを理解しない人もまた多くいるかもしれません。福祉とエスペラントが結びついたら良いのにと本を注文したのでした。

 翻訳となると難しいですね。巻末に付録があります。自閉症の特徴が説明されています。この部分を誤訳したら大変です。多分医師か心理療法士の人でないと正しく翻訳できない単語もあるかもしれません。無鉄砲ですができるだけやってみます。最後は手を貸してくれる方いるだろうを期待しているのです。これが私の80代の課題の一つになるかもしれません。とにかく挑戦します。

追記:すずちゃんの体の動き、さらに目の表情が昔であった子どもたちに似ていて、古い記憶を呼び覚まされました。先日終活の一つとしてボランティアで訓練会に通っていたころの写真を私の死後捨てるものを入れる箱に入れたばかりでした。その後でこの絵本と出会うとは不思議です。絵の作者三木葉苗さんは神奈川県の真鶴町に住んでいます。真鶴は湘南時代子ども共々先輩たちに連れられて合宿した町でず。

http://atelierbonami.com(Bonamiのホームページ)

 

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