多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

「青森のぜいたく弁当」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-10-25 | 駅弁ウォッチシリーズ

今回は青森県三沢市の「青森のぜいたく弁当」です。

調製元は三沢の三咲羽や(みさわや)で、今回のは盛岡駅で売っていました。

青森県中心でさほど広域には出回っていないようですが、レベルの高い駅弁です。

中身は名前の通り青森の食材盛りだくさんで、メインは八戸前沖さば・海峡サーモンのにぎり。

八戸前沖さばは中でも極上品の大トロ銀鯖を使っているとのことで、この材料からして上質。

それに田子産にんにくみそとピリ辛ダレがあって、特ににんにくみそが合っています。

海峡サーモンにぎりはクリームチーズとオニオン・マヨネーズと茎ワサビの二種でいずれもおもしろい組み合わせ。

そしてさばとサーモンのにぎり、どちらも醤油やわさび不要のしっかりした味付けです。

他では鯖と三沢産ごぼう入り昆布巻きは柔らかく味付けもよく、昆布がごぼう・鯖とマッチしています。

あと、青森県産ごぼう漬けも、歯ごたえよいごぼうに合った味付けを楽しめたのでした。

 

写真ですが見出しは車中の実物、本文中は掛け紙とお品書きです。


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カップ酒「本醸造浜千鳥」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-10-20 | 駅弁ウォッチシリーズ

今回は駅弁を肴に呑むカップ酒で「本醸造浜千鳥」です。

酒造元は釜石ですが盛岡駅でも売っていました。

 

そしてお味ですが呑みやすい辛口にまとめてあり、やや重めの辛口の香りや口あたりを楽しみながら呑めます。


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「みちのく多賀城美しもの弁当」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-10-14 | 駅弁ウォッチシリーズ

今回は「多賀城創建1300年記念」と銘打った企画駅弁「みちのく多賀城美しもの弁当」です。

調製元は仙台の駅弁のウエルネス伯養軒ですが、東京駅の「祭り」でも売っていました。

中身は9仕切りの幕の内駅弁仕立てで、宮城県の食材食品をふんだんに使用。

なかでも特色があるのは多賀城市産古代米のごはんで、珍しさだけでなく口当たりもよくふりかけとも合っていました。

他では牛肉のすき焼き風や牡蠣が味付けもよく、仙台味噌の焼きしそ巻は重厚な味でお酒も進むことでしょう。


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カップ酒「南部美人吟醸」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-10-10 | 駅弁ウォッチシリーズ

今回は駅弁を肴に呑むカップ酒で、岩手県二戸市の「南部美人吟醸」です。

岩手県の有名銘柄の日本酒なので、そのあたりの詳細は特に書きません。

そして盛岡駅で売っているこのカップ酒、全体にくどさがなく口あたりよく呑みやすい。

それでいて日本酒のコクもほどよくあって味は深いといったところです。

アルミカップのブルーを基調のシンプルなデザインにもそれがあらわれている?


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「特急やくも山陰への旅路弁当」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-10-07 | 駅弁ウォッチシリーズ

今回は岡山駅の幕の内駅弁、「特急やくも山陰への旅路弁当」です。

調製元は岡山の三好野本店。

 

特急やくもの新型車両273系導入を記念した駅弁です。

新型やくも記念の駅弁は他の駅でも出ていますが、これは入手しやすい方では?

掛紙には歴代のやくも車両6種の写真があってこちらもおもしろい。

そして中身:

12の仕切りで色々な味が楽しめますが、中でも4種の飯は変化があります。

素材などで特に岡山を前面に出してはいませんが、岡山県産黒大豆の黒豆煮のようなものあります。


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「純米酒鳳陽」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-10-04 | 駅弁ウォッチシリーズ

今回は駅弁を肴に吞むボトル酒で、宮城県の「純米酒鳳陽」です:

 

いつものカップ酒でなく、仙台駅の駅売りスタイルの180mlボトル酒。

そしてこの「純米酒鳳陽」、精米65%の純米酒で、マイルドな辛目にまとめています。

あっさり系純米で呑みやすいですが、それでも純米酒の旨みが生きています。


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小田原駅「よりどりみどり鶏ざんまい」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-08-30 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は小田原駅の駅弁「よりどりみどり鶏ざんまい」です。
調製元は小田原の駅弁の老舗の東華軒で、東京駅の「祭」でも売っていました。

東華軒の駅弁は海鮮系が中心ですがこれは鶏。
全体甘めの味付けですが、鶏の炭火焼き鳥はその中でも変化を出しています。
国産鶏西京焼は上質素材にしっかりした味付け。

他にも鶏そぼろごはんに鶏つくね、西京焼きは海苔弁と組み合わせるなどコンパクトながらいろんな味が楽しめるのでした。

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「浦霞 特別純米酒」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-08-23 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は駅弁を肴に呑む駅売り日本酒で、宮城県の銘酒「浦霞 特別純米酒」です。

カップ酒ではなくプラ製猪口付きの180mlボトルの仙台駅スタイルです。
精米歩合60%の純米酒ですが、ササニシキ100%使用とか。

肝心のお味ですが、やや甘口の香り高い純米酒で滑らかで旨味もあります。
味わいながらジックリ呑めるタイプで、「特別」が付くだけのことはある?

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姫路駅「からあげ弁当」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-08-18 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は姫路駅の駅弁、「からあげ弁当」です。
調製元は姫路の駅弁の老舗のまねき食品で、本拠地は姫路ですが岡山駅でも売っていました。

中身は鶏竜田揚げの唐揚げ中心のシンプルなメニューで、よい素材を使いスパイスなど控え目で旨味を出していました。
それと駅弁ならではの俵型の飯も上質です。

ところで老舗の駅弁と言えば地元食材や地元料理を使った幕の内や海鮮が多いが、からあげやカツなど、持ち帰り弁当屋のようなシンプルなメニューの駅弁も見かけます。
それでもそんなのはこれまではJR系の駅弁屋のが主体でしたが、値段も安め(これは1000円)でそこそこボリュームもあるこうした駅弁、若い人の需要があるのかも?

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カップ酒「極聖 純米吟醸」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-08-12 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は駅弁を肴に呑むカップ酒で、岡山の「極聖(キワミヒジリ) 純米吟醸」です。
岡山駅の駅ビルのさんすて2階の駅弁売り場にあります。

精米60%の純米吟醸ですが、ラベルでも分かるように岡山特産の酒造米の雄町米を100%使用。
そしてお味ですが、香りを強く出していて吟醸よりも純米の方が前に出ています。
ただクセはさほどなく濃い目の味の辛口ということで呑めるのでは?

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小田原駅「おたのしみ鯛めし」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-08-03 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は小田原駅の駅弁「おたのしみ鯛めし」です。
調製元は小田原の駅弁の老舗の東華軒で、東京駅の『祭』でも売っていました。

中身ですが掛け紙には「当社の看板商品 おたのしみ弁当と鯛めしのふたつの味を一度に楽しめるお弁当です。」とありますが、その通り。

ただこれで終わりでは仕方ないので少し説明:
シュウマイ・わさび漬など東海道本線スタイル(?)の幕の内駅弁で、揚げ物なしの魚介中心で全体、レベルの高いつくりです。

鯛めしは鯛おぼろがたっぷりが炊き込みご飯の上にたっぷり乗っています。
銀鮭の塩焼きは素材もよく魚介系が得意な東華軒らしい出来。
他では秘伝の筍鶏そぼろの甘みとあさり佃煮のしょうが辛味が対比よく、歯ごたえのいい伊豆のわさび漬けもアクセントになっているというところでした。

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カップ酒『特別純米酒 岩手の地酒』…駅弁ウォッチシリーズ

2024-07-28 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は駅弁を肴に呑むカップ酒で「特別純米酒 岩手の地酒」アルミカップです。
酒造元は陸前高田の酔仙酒造で、盛岡駅で売っていました。
名前がズバリ「岩手の地酒」というのもおもしろく、最初はこれが名前とは気が付かなかった。

そしてお味ですが、缶には「旨味のある芳醇でやや辛口、やわらかい口当たりと純米ならではふくらみが特徴」とあります。
ベースは純米だがくどさを抑え旨味を出し口当たりは辛口という、旨口系純米酒というところでしょうか。

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盛岡駅「鮭いくらまぶし弁当」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-07-23 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は盛岡駅の「鮭いくらまぶし弁当」です。
調製元は一関の斎藤松月堂で、写真のは盛岡駅で買いましたが東京駅の「祭」でも見かけました。

決め手は厚い身でいい味がついている紅鮭。
鮭弁当は切り身やそぼろなどもありますが、身のほぐし方もポイントでは。
下の飯の味付けもよくおかずなしでそれだけで十分食べられるくらいです。

野菜類ではボリュームがあって柔らかいふき煮が注目というところでした。

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180mlボトル酒「天上夢幻」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-07-19 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は駅弁を肴に呑む日本酒で、宮城県の純米酒「天上夢幻」です。

仙台駅で買いましたが、仙台駅ではカップ酒でなくプラ猪口のついた180mlボトル酒が主流。
以前も書きましたが駅売りの日本酒、カップ酒中心の駅の他、ボトル酒の駅もあって、その中でもボトルのサイズ・付属猪口の有無など違いがあり、さらにはカップ酒も一緒に売っているところもあって多様。

そしてお味ですが、ラベルには「米の風味豊かな淡麗辛口の味わい」とあります。
確かに純米酒の香りを生かしつつ、まろやかで呑みやすい旨口系といったところ。
そしてこれに限らず純米酒、最近のは呑みやすさも看板になってきている?

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大宮駅「幕ノ内弁当軌跡」…駅弁ウォッチシリーズ

2024-07-15 | 駅弁ウォッチシリーズ
今回は大宮駅の駅弁「幕ノ内弁当軌跡」です。
調製元は奈良の柿の葉寿司のゐざさ茶屋で、ここは駅弁も手がけていて駅弁づくりも得意な模様。
これは鉄道のまち大宮にちなんだ大宮駅限定品だそうです。

中身は特に埼玉食品というのではないが、最近では少なくなった九つ仕切りの幕の内駅弁。
飯では鮭そぼろ乗せとうなぎ蒲焼がいい味出しています。
そして玉ねぎマリネにタルタルソースという幕の内駅弁にはちょっと変わったのも含め、全体に野菜が多く、味付け椎茸や金平牛蒡などが出色でした。

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