多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

昭島の森の散歩道

2009-07-11 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
当ブログでは昭島や福生、羽村あたりについては相当シビアなことを言っていますが、地元の方はそういう運命と思ってあきらめて下さい

ところでこの辺の多摩川沿いでは、写真のように森の中を歩ける所が多い、というのが下流にはない魅力ですな。滅多に褒めない人間が褒めると皮肉で言っているか何か下心があると思うでしょうが、まあ素直に額面通りお聞きなせえ

要するに山が迫っている、河川敷にも藪がかなり残っているということでして、小鳥の声なんぞも結構聞こえてきます。ただ深い森かというとそうでもなく少し行けば住宅地だし、生えている木も写真にもチラッと写っているバショウやシュロみたいなトロピカルなのも交じっていて、頭上をときどき横田基地の米軍機が飛んだりで、やっぱり基地の町かな、というころです

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多摩川から見える奥多摩の山と撮影スポット

2009-07-08 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
この記事はかなり前に投稿した「多摩川の撮影スポット」と「多摩川からどんな山が見える」の続きと思って下さい。多摩川から見える奥多摩の山では大岳山がかなり特徴のある形で目立ってすぐ分かりますが、この写真にもチョコっと見えています

ではここはどこかと言うと見ればお分かりの通り福生で、奥多摩の山の展望スポットはこの辺を探せばまだありそうです。ただこの写真みたいに夏でこれだけ空気が澄んでいるのは大変珍しいですので、こういう写真を見ることができるのはありがたいと思え。なお福生の看板は何を考えて作ったのか知らないが最近出来ました

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太宰治が玉川上水へドボン

2009-07-05 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
太宰治は玉川上水で入水自殺しましたが、この写真はその現場の三鷹のあたりでなく羽村の取水口です。おそらく太宰治の自殺当時は三鷹の辺でもこれくらいの水量があったから問題なく立派に死ねたのでしょう、という意味です

ところで作家の自殺と言いますと、太宰治とともに三島由紀夫の自決がありますが、こちらの方は一発で死ぬために大変な準備を重ねていたそうです。これに比べ太宰治の自殺はロクに準備もない行き当たりばったりの杜撰な死に方だというつもりはサラサラなく、一般人の自殺と違って作家だとマスコミ対応(?)もあるので大変だったのでは

自殺はリハーサルや練習なし、やり直しなしの一発勝負で成功させなければ自殺未遂になってしまうから、確実に死に遂げるには用意周到な上にも周到な準備と途方もないエネルギーがいるわけです

とにかく自殺は大変な労力を要し、特に決行日が近づくと身辺の整理や準備で超多忙となり、これでは自殺に成功する自信がなくなったために思い詰めて自殺することもあるのでは、などと余計な心配をしてしまいます

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多摩川の急流

2009-07-03 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
昭島のこの辺で多摩川の川幅は大いに狭まって、ちょっとした渓流の景観になっています。サイクリングロードではどの辺なのかは、バックナンバー記事「多摩川サイクリングロードガイド 立川から昭島へ」をご覧下さい

ところでこの急流、これまた先日の記事で取り上げた「多摩川八景」の一つでもあるのだそうですが、そのときご紹介した看板によれば「多摩大橋付近の河原」と名付けられているだけで、なんだか交通事故の現場みたいな、どうでもいいようなネーミングです

ここが地方だったらちょっとした観光地になって、岩には「猫の逆立ち岩」とか色々と凝った名前でもついていそうですが、案内板も特にありません。ただこの急流、以前に比べて水量も減り少し荒れてきたかな、という気もします

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多摩川にはヘビがいる

2009-06-19 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
かなり以前に多摩川のマムシのことを書きました。ヘビが多いとしたら立川あたりより上流の河原の草むらかと思っていたら先日、調布のサイクリングロードで草むらからヘビが出てくるのを見かけました。調布が田舎かどうかは別として、今までにヘビを見かけなかった場所ですからそのうちオタマジャクシでも降ってくるかも…

ただしヘビという動物は、要領のいいウエイターみたいに来たかと思うとサッとソツなく姿を消すので写真は撮れませんでした。ここでサテ教訓となりますと、草むら、特に密生した草むらには不用意に入らないこと。これも観察していると不思議なもので、入っているのは若いママと小さな女の子とかで、男はガキもジジイも殆ど入りませんな

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多摩川治水記念碑

2009-05-08 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
大昔のバックナンバーで羽村取水堰の公園の玉川兄弟の銅像をご紹介しましたが、多摩川沿いにはレーニンや金日成みたいな圧倒的な銅像や、隅田川の区役所前のウンコみたいな巨大なオブジェのようなモニュメントがありません

写真では分かりませんがこの碑は相当大きく、しかも内務省がどうのと書いてありますからかなり古いものですが、どうも存在感がありません。おそらく出来た当時は多摩川を見おろす岬みたいなところにデーンと据えたつもりだったのでしょうが、まわりの木が生長して埋もれてしまったみたいな感じもします

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多摩川の牛枠というそうです

2009-04-21 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
この写真、木でやぐらを組んでちょっと見ると魚を捕まえるための道具みたいですが、写真で手前に写っている説明板によれば牛枠といって多摩川の堤防が崩れるのを防ぐための仕組みだそうです

さらに説明を拝見しますと、木だけだと水に浮いて流される(当たり前!)ので、蛇かごに石を入れて重しにしているとのことですが、要するに江戸時代のテトラポッドと言えば分かりやすいじゃないか

殺風景なコンクリートブロックで護岸を固めるより、こういう木の方が温かみがあるから復活してはという気もしますが、果たしてどこまで役に立つのか。なおこれは羽村の玉川上水取水口の公園に展示してあるものです

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多摩川サイクリングロードガイド 立川から昭島へ

2008-12-27 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
この区間は「多摩川サイクリングロードガイド 国立から立川へ」の続きです。立川に入ると自転車の数はガクンと減ります。JR中央線鉄橋の先まで広々とした草地を行きます。この草地に出る手前、土手の上の道を行くと後で降りるのが面倒と書きました。ということで下の草地に降りて行くと道が分かれているところもありますが、どちらを行っても同じです。正面には中央線の鉄橋が近づいてきます

鉄橋をくぐっても「大草原の旅」が延々と続きます。右手には「日本経済新聞立川別館」等々が見えてきます。注意すれば前方に赤いアーチの多摩大橋が見えるでしょう。道はクネクネ曲がったりしますが大体左手の茂みに沿って進みます。なおこの草地の区間全般、特にJR中央線鉄橋の手前の川筋に近い所では雨後に水たまりができます。水たまりが嫌なら土手の上の道や車道に迂回することになります

しばらくすると右手の土手に上がり昭島市に入ります。これを進むと多摩川の川筋も近くに見下ろすようになります。すると川筋に岩場が多い急流があります。写真の所です。なかなかの景色であずまやなどもあります。ここも先の調布の堰堤に続き、サイクリングロードの節目で一休みする人もいます。この先川筋も山あいの川の雰囲気が強くなります

ここからは下の砂利道を行きますが、上には車道もあります。砂利道の方は多摩大橋をくぐると土手上に戻ります。右手にはプール等々があります。その先は下に運動公園を見ながら直線の道をひたすら走ります。八高線の鉄橋の下で河原に降り、しばらく河原の駐車場みたいな所を行った後、再び土手の上に戻ります。この駐車場みたいな所は当然クルマも出入りしますから要注意

この辺は左下は森というパターンで続きます。これを少し行くと森の中の道に入ります。このあたりから先はここに限らず見通しの悪い森の中を通ったりカーブが増えたりであまりスピードを出せません。森の中にはマムシに注意の標識がありますがウジャウジャいるんでしょうか。ここを抜けると車止めがあり、拝島橋の下をくぐります

なおこの森の中の区間は自転車に乗らず降りて歩け、という意味の看板があります。サイクリングロードというのはそもそも自転車に乗って通行するもので、押して歩くならサイクリングロードではないと思うのですが、歩くのが嫌なら車道を迂回することになります

先の「河原の駐車場」みたいな所から土手に上がって少し行くと「ジャパン・リサイクル・システム昭島工場」があります。サイクリングロード側に看板はありませんが、工場なのは分かるはずです。この工場の少し手前の草地を右手に横切っている踏み跡みたいな道がありますので、この道に入ります。すると車道に出ますので左折して進みます。左手にはサイクリングロード沿いの木がちらほら見えます。なおも行くと日産のディーラーがあり国道16に合流します。国道の向こうには佐川急便があります。この交差点を左折して少し行くと、先の拝島橋の下をくぐる箇所に合流します

この迂回路は車道で当然クルマも通って危ないですが、自転車を押してノコノコ歩きたくない人はこれを行くことになります。ご立腹の方は私でなく管理している役所に文句を言って下さい

この説明はその拝島橋の所までと、ちょっと中途半端な区切りですが今回はこれでオシマイ


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多摩川サイクリングロードガイド 昭島から羽村終点まで

2008-12-14 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
ちょっと半端な所で終っていた「多摩川サイクリングロードガイド 立川から昭島へ」の続きです。拝島橋の下をくぐると小公園がありますが、休んでいる人はあまり見かけません。その先右手にクロネコヤマトがあったりしますが、左手は茂みになっ土手の上に道がある、のパターンでサイクリングロードは続きます

川筋に堰堤があったりしますが進むと広いグラウンドのある河川敷に出ます。途中小川を渡り、その川に沿って運動公園内を行きますがこの辺から福生です。公園にはトイレや水道もあります。やがて駐車場に出ますがこれは左寄りの歩道をたどる感じで睦橋の下をくぐります。この駐車場にはトイレや自動販売機もあります。サイクリングロードからはずれて五日市街道・秋川方面に行く人は、このトイレや自動販売機の前を通って進み、車道に上がります

睦橋の下をくぐると再び土手の上に出ます。五日市線の鉄橋をくぐると道が土手の上と下の二手に分かれます。下の方が正式のサイクリングロードらしいですが砂利道です。多摩川中央公園という事務的な名前の付いた公園を通り抜ける形で行きます。土手の上の道は舗装してありますが適当な所で下の道に合流しないとなくなります

多摩橋の下を抜けると左手にウッソウとした森の公園を見ながら進みます。そこを抜けると永田橋の東詰めですが、この橋は下をくぐらず横断歩道を渡ります。ということで森の中から急に生活臭のある交差点に出ます

渡ると川沿いの道を行きまた公園に降りて、と、さっきから同じようなことばかり書いていますが、実際にそうなんだから仕方ない。ここを抜けると羽村に入ります

写真の辺の川沿いの道を行き羽村大橋をくぐると終点です。終点の手前には橋があって渡っている人もいますがこれは郷土館に行く道です。羽村堰の公園には渡らずに真っ直ぐにすすみます。進むと右手にログハウス風(?)の便所やサイクリングロードの看板があったりします。ここら辺、工事で道が変わるかも知れませんがなおも上流に行くと終点。ベンチやあずまやがあり、下には多摩川が一望できます。有名な玉川兄弟の銅像もここですので記念写真でもドウゾ

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