多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

多摩川で増殖中? セイタカアワダチソウ

2013-10-14 | Weblog
この写真、多摩川のススキの原であります

ススキときたらやがて秋も本番となり銀色の穂がどうの、と風流でも書くところ

ところが気になるのはセイタカアワダチソウ

写真では分かりにくいがここにも少し生えています

このアワダチソウ、実にしつこい雑草です

田舎の耕作放棄地などにこれが生えたら重症、相当荒れてきた証拠

ところがこの雑草の王者、最近、多摩川でも増えてきた気がします

しかしススキもかなりタフな雑草ですから、そう簡単にはやられないでしょう

この勝負、果たしてどちらが勝つか

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保守化のはじまりは「帰ってきた世代」

2013-10-14 | Weblog
三島由紀夫に『鏡子の家』という小説があります

夫と離婚した鏡子は家から夫を追い出して好き勝手なことをやっていたが、最後に夫が戻ってきてそれが終わったという筋

鏡子の家は何なのか、ですが、三島のことだからズバリ日本の伝統という評論家もいるようです

が、昭和20年代のアメリカ追従だったが戦争が終わった解放感のやりたい放題の時代を象徴するのが鏡子の家で、帰って来たのは戦前の空気では

小説は昭和30年頃を設定していますが、このアメリカ追従時代が終わって戦前にある程度回帰するようになる節目がこの頃

軍国少年少女もこの頃結婚適齢になって子どももできて、子どもたちは軍国時代の最盛期に教育を受けた親に育てられた

この親たち、戦争は終わっただけで日本は負けたんじゃない、とか、憲法が変わっても日本には変わらないものがあると子どもに教えた

こうして戦前の日本が戻ってきた

そして昭和30年代前後に生まれた子どもたちが「帰ってきた世代」

この世代、女は暗く男は覚めていて、戦後の平和と民主主義を無邪気に信じる前の世代、ご存じ団塊の世代とは一線を画しています

兵隊から生きて戻れて本当に平和はありがたいと思った親から生まれて育てられたのが団塊の世代

そういう団塊の世代が楽しんでいた全共闘やヒッピーを「帰ってきた」世代は覚めた目で見ていた

ときには反感ももったことでしょう

また昭和30年とそのころ生まれた「帰ってきた世代」は、今の保守化の起点でもある

そしてこの「帰ってきた世代」、実物では例えば安倍晋三さんがいます

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