多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

腕時計はどこまでデカくなる?

2019-01-22 | Weblog
最近の腕時計、どんどん大きくなっています。
この分で行けば懐中時計みたいになって、そのうち置時計並みになるかも。

いずれにしても手首の細い人には完全に無縁のグッズと化しています。
ユニバーサルデザインの時代に何だ?とは言わないとして、腕時計でヒット商品を出すのはどうもかなり難しいことのようです。

ただ巨大化する腕時計、マニアにはおもしろいかもしれませんが、若い人の腕時計離れがさらに進むかも?

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暴力と侵略から守るという「主権者の第一の義務」…『国富論』の気になる一節

2019-01-22 | Weblog
「社会を他の独立した勢力による暴力と侵略から守るという主権者の第一の義務は軍事力によってのみ遂行することができる。」

最近気になりだしたアダム・スミス『国富論』の一節です。
この中の「主権者」と言えば当時は君主ですが現代風に言うなら主権国家。

「他の独立した勢力」とした箇所は原文では「他の独立した社会(複数形)」です。
となると主権国家とは別の独立した社会とは、これまた今風に言うなら自国の主権の及ばない他国やテロリスト集団のような組織。

そしてアダム・スミスのことですから「社会」は自国の経済の母体です。
さらに付け加えれば「生活」の母体でもある。

こうなるとこの一説の意味は現代風には:

…経済や生活の基盤である社会を他国やテロリストから守ることは主権国家の第一の義務であり、そしてそれは軍事力によってのみ可能である。…

となります。

要するに、経済活動も生活もすべて社会を媒介に自分たちの国につながっていて、他国の侵略やテロからその社会を守るのは主権国家の義務であり、それは軍事力によってのみ可能である。

これを今の日本に当てはめれば何を意味するか明白。
『国富論』は小難しいが概念的にはしっかりしているから、現代にもこんな形で通用するのでは。

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