古代ローマの故事に「カルタゴ滅ぶべし」というのがあります。
「打倒カルタゴ」をとにかく繰り返して言っていたら、誰もが打倒カルタゴは当然と思い込むようになったとの話です。
カルタゴとは逆に「ウクライナが滅ぼされる」と、ウクライナ問題で米国がやっていることがまさにこれ。
ただし悪い意味の誘導やすり込みでなく、情報戦の作戦としては正しい。
ロシアのウクライナ侵攻の危険を米国は繰り返し主張していますが、侵攻する兆しを発見したらそれをもとに繰り返している。
ロシアは検閲や操作を経た情報を小出しにするのには慣れていても、こうした突っ込みに咄嗟に切り返すのはヘタ。
対抗してロシアもウクライナによる攻撃情報を流していますが量もファクトも見劣りし、真に受けているのは今のところ日本のマスコミくらい。
ロシア側が劣勢です。
これで他国を侵略する「悪役ロシア」のイメージと言うより正確には実像が定着。
こうしておけば、もしロシアが本当に侵攻すればロシアを支持する国は出にくい状況になり、侵攻自体も防いでいると思うがサテどうなるか?