多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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中国は清朝を超えられなかった?

2014-05-07 | Weblog
清朝を辛亥革命で倒した中華民国もそれに続いた中共も、自分らは清朝の後継者だから清朝の領土全域を支配するのは当然だ、こう思っていることは以前書きました。

ただあれだけの大帝国を簡単に支配できるわけがなく辛亥革命後は内戦が続いた。

第二次大戦後にやっと中共が清朝の版図を回復し、ご存じのようにチベットやウイグルを暴虐支配しています。

ところで似たような社会主義独裁国家のソ連邦は、自滅崩壊したというか崩壊直前に自爆しました。

ソ連がマシだったのは、形だけとはいえ連邦制をとっていたのでロシアと付き合いたければ新しい連邦を作り、嫌なら完全に独立という道がとれたことでしよう。

東西ローマ帝国への分割や英連邦みたいに、大帝国が危なくなったら小分けして瓦解を防ぐ手は結構行われてきました。

辛亥革命のときも各省自治の中華連邦共和国構想があったそうです。

毛沢東はさすがで一時期、連邦制を唱えたようですが連邦にはならなかった。

そして清朝の版図を受け継いだ中共ですが、英連邦や崩壊後のソ連みたいに現代に見合った統治機構を取り入れなかった。

中華帝国的発想も強権暴虐支配も清朝と同じ。

社会主義とか近代国家と自称していますが、中身は胡服弁髪ドジョウヒゲの清朝と変わらない。

中共がいつ崩壊するか分かりませんが、旧ソ連や英連邦みたいに秩序ある解体はまあ無理でしょう。

それを知ってか習キンペーは独裁強化に躍起ですが、サテどうなるか。

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