多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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上げ底弁当…インチキ包装が華麗なる復活

2020-09-09 | Weblog
上げ底・額縁・十二単・メガネ…
昔、観光旅行でインチキ包装土産物をつかまされた年配の人ならこうした言葉、知っているでしょう。

実物を見なくてもどんなインチキか直感的に何となく分かる用語で、いずれもインチキ包装の古典として確立。
戦後観光旅行が盛んになるとこうしたのが出回り、インチキと批判されると減ってバブルのころにはほぼなくなった。
こんな流れだったのでは?

それがバブル崩壊頃から復活し始め、今では上げ底弁当はかなり知られるように。
ネットで検索すれば実例は見つかります。

昔の観光土産の上げ底は紙箱を文字通り単純に底上げしただけでしたが、最近の上げ底弁当、プラスチック成形技術を駆使してか巧妙な形の上げ底にしている。
さらに昔のは一回限りの観光客がカモでしたが、上げ底弁当は普段よくいく店だから悪質。
売る側、こんなことをやっていると信用されなくなります。

セクシーがレジ袋を廃止しましたが、インチキ包装こそ包装資材の無駄では?

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