適格退職年金の2008年3月末での加入者は、442万人となっています。
まだ、442万人も人の適年の移行先がきまっていない状況です。
では、他の企業年金の加入者はどのくらいになっているのでしょうか?
同じく2008年3月末で、確定給付企業年金は506万人、厚生年金基金は、
480万人です。そして確定拠出年金の加入者は、271万人となっています。
確定給付企業年金は、適年の移行先としてより、代行返上後の厚生年金
基金の移行先として使われていることを考えると、適年の加入者数がまだ
まだ多い実態が見えてきます。
適年の廃止が決まって6年経過していますので、これからの4年間で適年の
加入者の442万人を他の制度に移す作業は、そんなに簡単ではないように
思います。
この残っている適年の中には、破綻した保険会社の適年も当然含まれてい
るわけですが、そういった会社には、必要な情報が届いていないことが多い
のではないでしょうか?
そうでなくても、適年の委託先である保険会社や信託銀行からは、企業の
規模及び適年の規模・内容により、情報提供に差があります。
442万人の適年の加入者のうち、適年の制度廃止後も移行できずに適年に
残ってしまう人達がかなり出ることもあると、懸念され始めています。
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