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確定拠出年金制度における運用の「複利の効果」について

2008-11-04 09:42:41 | 確定拠出年金・企業型

10月30日に発表された追加経済対策のひとつに、「企業型確定拠出年金
での個人拠出を導入」がありました。これについては、31日のブログで
お伝えいたしました。

現状では、企業型確定拠出年金は、掛金は企業が拠出し、それを従業員
が運用する仕組みで、従業員個人が掛金を拠出することができません。
それが、従業員個人も、企業型確定拠出年金へ掛金の拠出ができるよう
になります。

企業型確定拠出年金の掛金は、給与比例の定率型が多くなっています。
そのため、給与水準の低い若年従業員は多く積立てすることが不可能で、
資産運用の複利効果を十分に享受できません。

3%で複利運用し1,000万円積み立てるのに、運用期間を40年と20年で
比べてみます。

運用期間が40年では、毎月の掛金は10,772円で、40年間の掛金の合計
額は約517万円です。
運用期間20年では、毎月の掛金は30,384円必要となり、20年間の掛金の
合計額は、約729万円になります。

確定拠出年金制度の中での掛金の拠出と運用は、複利運用のメリットを
生かして長期に行うのが効果的です。

企業型確定拠出年金で従業員拠出が始まると、企業拠出の掛金に自分
のお金をプラスして、老後生活資金を有利に積み立てることができます。


複利運用は、投資した元金から一定期間後に発生した利子・利息を元金に
繰り入れます。(再投資します。) 一方単利では、利子・利息を元金に繰り
入れることはしません。(再投資しない。)


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