コンサルティングは自転車に乗って⇒企業年金総合プランナーのブログです。

企業年金・退職金制度全般に関するご相談を行っています。
お気軽にご連絡下さい。

確定給付企業年金の継続が困難な場合は・・・→企業型確定拠出年金への移行を検討してください。

2009-09-17 09:08:37 | 確定給付企業年金

確定給付企業年金の運営が困難な場合には、確定給付企業年金を終了させて、
企業型の確定拠出年金に移行するという方法が考えられます。

この場合は、制度終了時点で、積立金が最低積立基準額を下回っていないこと
が必要となります。

そのうえで、確定給付企業年金の規約に次のことが定められていなければなり
ません。
(1)残余財産の移換に係る終了制度加入者等の範囲
(2)個人別管理資産に充てる額の算定方法

また、(1)の終了制度加入者の範囲に属しない加入者がいる場合には、
 ① 範囲に属する加入者の1/2の同意
 ② 範囲に属しない加入者の1/2の同意
が必要となります。

適格退職年金からの移行で、確定給付企業年金を選択した企業・事業主は、
『確定拠出年金では従業員が自分で掛金を運用する。』ということについて、
否定的に考えているケースが多いと思われます。
しかし、確定給付企業年金の運用難によって、積立不足の穴埋めに企業の利益
をつぎ込まなければいけないということになると、どうでしょうか?
従業員の昇給や賞与に影響が出たり、決算書の内容によっては、企業の信用も
問題となってきます。

企業の信用と利益の確保があってこそ、従業員の福利厚生があると思いますが、
いかがでしょうか?

ご質問やお問合せは、メールまたはお電話で。
 goo0218_2007@mail.goo.ne.jp
 04-2955-3407


彩コンサルティングのホームページ
    ↓  ↓  ↓
左下のブックマークにある「適格退職年金の移行コンサルティング」です。



コメントを投稿