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個人型DCの最大のメリットは、所得控除です!

2007-10-23 11:39:21 | 確定拠出年金・個人型

DC=確定拠出年金(下記参照)のメリットは、拠出、運用、受け取りの時に
税制の優遇措置があることです。
60歳以降、DCで積み立てたお金を受け取った時、一時金での受け取りは、
退職所得控除の、年金での受け取りは、公的年金控除の対象になります。
掛金を拠出しながら、運用をしている間は、運用益が非課税になります。
DC制度の外では、預貯金の利息に20%の税金がかかりますが、DC制度の
中では、そういったことはないのです。

さて、個人型DCの税制の優遇措置の最大のメリットは、掛金の拠出時にあ
ります。掛金が小規模企業共済等掛金控除となるのですが、その限度額
が、個人事業主では年額816,000円(月額68,000円)、会社員(企業年金が
ない会社で厚生年金加入の60歳未満の人→昨日10月22日のブログ参照)
では年額216,000円(月額18,000円)なのです。
生命保険料控除と個人年金保険料控除は、それぞれ10万円の保険料に対し
て各5万円ですので、それと比較するとDCのメリットは大きいと言えます。

貯蓄も兼ねた保険商品である定期付終身保険に年間20万円の保険料を払っ
ても、生命保険料控除となるのは、5万円。
個人年金保険に年間20万円の保険料を払っても、やはり個人年金保険料の
控除は5万円。
個人型DCの所得控除は、216,000円あるいは816,000円です。
個人型DCの最大のメリットは、この所得控除枠と言えます。

●確定拠出年金のことを、DCといいます。
 DCは、defined contributionを略したものです。



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