長谷川慶太郎 ２００７大動乱世界と日本

　激動の世界と日本の今を伝えてくれる。世界中からアメリカへの移民が増加し、人口は３億人に達したアメリカ。広大な大地でほとんど地価はかからず、人々は、自分の家をDY で作りあげるという。特に世界中から資金が集まるニュ－ヨ－ク金融街。それに反し、伝統を重んじ、社会の流動化が進まないEU の動き。しかし、ドルに対抗したユ－ロの力はひとつの大きさを持っている。
　韓国の地位低下に反し、中国、ブラジル、インドの成長が著しい。特にブラジルは、コ－ヒ-の木を切り、大豆やサトウキビを栽培しているという。広大な台地に植えられた大豆の収穫はほとんど機械で刈られ、値段はとても安いという。最近石油も発掘され、サトウキビの絞りかすから作られるバイオエタノ-ルの導入など活況を呈している。アルゼンチンも大豆の生産が盛んだが,気候が寒くブラジルより
不利なようである。したたかな中国は、北朝鮮への石油をストップすることによって、金正日の亡命を企て新しい北朝鮮の建設をめざしているという。注視したい。