BS2で放送されたわらび座の舞台は、内舘さんの脚本や朝倉摂の舞台装置や衣装もとてもすばらしく、とても洗練された舞台だった。
わらび座らしく、最初の力強い秋田民謡で幕をあけ、脚本家による美しいだけでなく力強い小野小町の人生が展開され、とてもよかった。
小町や夫に捨てられ、ふるさとに戻った母が死ぬ時、「小町に出会えていい人生だった。幸せだった。」と言い残すシーンは、脚本家の人間を信ずる心がとてもよくあらわれていた。
恋人が100本のシャクヤクを小町の家に植え続けるシーン、2組の恋人の4重奏の歌声、場面転換、戦闘場面、照明もとてもきれいだった。
「死んだら、死体を犬にやって役立てくれ」という意味の辞世の句、子を亡くしたのに藤原氏への反乱に荷担して「母として充分に生きた」というせりふ、強くて賢い女性像、まさに現代に生きる脚本家の心の世界がいっぱいの新しい小野小町像でとても迫力があった。
わらび座の生活や、92歳まで過ごしたという小町の洞窟や、恋人と並んで今も眠る塚の紹介もおもしろかった。
わらび座らしく、最初の力強い秋田民謡で幕をあけ、脚本家による美しいだけでなく力強い小野小町の人生が展開され、とてもよかった。
小町や夫に捨てられ、ふるさとに戻った母が死ぬ時、「小町に出会えていい人生だった。幸せだった。」と言い残すシーンは、脚本家の人間を信ずる心がとてもよくあらわれていた。
恋人が100本のシャクヤクを小町の家に植え続けるシーン、2組の恋人の4重奏の歌声、場面転換、戦闘場面、照明もとてもきれいだった。
「死んだら、死体を犬にやって役立てくれ」という意味の辞世の句、子を亡くしたのに藤原氏への反乱に荷担して「母として充分に生きた」というせりふ、強くて賢い女性像、まさに現代に生きる脚本家の心の世界がいっぱいの新しい小野小町像でとても迫力があった。
わらび座の生活や、92歳まで過ごしたという小町の洞窟や、恋人と並んで今も眠る塚の紹介もおもしろかった。