文学座の「くにこ」の上演が文化ホールでありました。
回転する質素な舞台、でも卓越した役者の軽妙な演技と素早い舞台展開、映像と照明を使ったユーモアあふれる、とても楽しい舞台でした。棺桶から顔をだし、邦子にいろいろ話しかける祖母のシーンは特におもしろかったです。
笑いっぱなしで、その創造性に脱帽です。
数々の素敵な作品を生み出し、多くの人々からその死を惜しまれた向田邦子さんの一生と彼女が作家になるまでの軌跡を辿る評伝的な要素と、遺した数々の作品からエッセンスを抽出したオマージュ的な要素を含んだ作品でした。
サクセスストーリーではなく、おかしくて哀しい、立派じゃないけど憎めない人間のあれこれを、「くにこ」の視線を通じて描き出す作品でした。
小さいころから、家族や友人の為に行動し、自分のことは後という姿勢。でも父の書棚から難しい本を読み言葉の魅力を十分表現していました。
父の浮気、そして自分も妻子ある人との恋愛に傷つきながら、家族を一生懸命守ろうとする。
家族愛、兄弟愛、友情、夫婦愛がいっぱい。明るく元気になれる作品でした。
向田さんの作品を全部読んでみたくなりました。
回転する質素な舞台、でも卓越した役者の軽妙な演技と素早い舞台展開、映像と照明を使ったユーモアあふれる、とても楽しい舞台でした。棺桶から顔をだし、邦子にいろいろ話しかける祖母のシーンは特におもしろかったです。
笑いっぱなしで、その創造性に脱帽です。
数々の素敵な作品を生み出し、多くの人々からその死を惜しまれた向田邦子さんの一生と彼女が作家になるまでの軌跡を辿る評伝的な要素と、遺した数々の作品からエッセンスを抽出したオマージュ的な要素を含んだ作品でした。
サクセスストーリーではなく、おかしくて哀しい、立派じゃないけど憎めない人間のあれこれを、「くにこ」の視線を通じて描き出す作品でした。
小さいころから、家族や友人の為に行動し、自分のことは後という姿勢。でも父の書棚から難しい本を読み言葉の魅力を十分表現していました。
父の浮気、そして自分も妻子ある人との恋愛に傷つきながら、家族を一生懸命守ろうとする。
家族愛、兄弟愛、友情、夫婦愛がいっぱい。明るく元気になれる作品でした。
向田さんの作品を全部読んでみたくなりました。