大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

家事労働ハラスメント 竹信三恵子

2014-01-17 22:54:11 | 
食事の支度や後片づけ、洗濯、掃除、育児に介護など生活になくてはならない無償労働をめぐる問題が描かれている。
日本の男性の家事や育児時間は、長時間労働ゆえ、1日30分ととても少ない。重い家事分担を負担しながら、女性たちは働いている。その結果日本の女性の睡眠時間は世界一少ないという厳しい現実がある。
出産・育児のためキャリアアップから遠ざけられるとか、保育所不足、シングルマザーの貧困など課題は多い。
対策として
①男女の間で無償労働のより公平な分配を進めること
②社会の福祉に貢献する無償労働に対する社会的・経済的認知を促進する。
③労働時間を規制する。ドイツでは子育て中の男女の労働時間は週32時間にするそうです。すばらしい。!
 家事労働を加味した労働時間の短縮
④オランダのように均等待遇パート実現。同一労働同一賃金、正社員パート
⑤スェーデンのように外部委託型家事分配
⑥労組による支援体制の確立
⑦ノルウェーのようにパパクオータ制の導入、
⑧育休を取らせなかった企業には罰金、子育て期間中に20~30万円の給付金を出す
⑨シンガポールのように家政婦を雇う…家政婦の人権を守るために家事労働者条約を批准する
⑩労務管理や社会政策

みんなで協力して、政治に働きかけ、実現していきたいものです。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (森のくまさん)
2014-01-18 18:07:36
つもさま
若い時からこんなことを当たり前と思い過ごしてきました。
無知ほどこわいものは無い。これからの人たち学んで世の中、変えてください。
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Unknown (Unknown)
2014-01-19 02:11:40
家事も協力してやれば、楽しいです。ドイツの32時間制というのはすばらしいですね。
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Unknown (お静)
2014-01-19 16:22:18
国家のシロアリも今回も勉強になりました。日本は情けない国ですね。
家事も育児も
しっかりやってる若いお父さんが増えてきているようですが、奥さんほうの労働環境が厳しくて、協力しないとやっていけないという感じですね。長男見てるとそう思う。

私は宮部みゆきにはまっています。「ソロモンの偽証」面白いですよ。
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Unknown (Unknown)
2014-01-19 17:44:31
お静様 ご長男夫妻協力して家事をこなしておられる理想のご夫婦ですね。私の二男もイクメン、カジメンです。
ソロモンの偽証おもしろそうですね。読んでみます。紹介ありがとうございました。
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