サンフォルテフェスティバルで、富山国際大学教授彼谷環さんの講演「女性差別撤廃を超えてジェンダー平等を実現するために」がありました。
日本のジェンダーギャップ指数は、153か国中121位で横ばい。
女性閣僚の比率は世界平均21・3%。日本は2人、10%。
進まない日本のジェンダー平等で、政治147位、経済117位と落ち込んでいます。世界一位はアイスランドです。
コロナ禍で、非正規雇用の雇止め、学生のバイト先減少と「生理の貧困」などの深刻な問題が起きている。
長澤運輸事件の「同一労働同一賃金」原則に反する最高裁の判決、夫婦別姓の判決など、世界の潮流から非常に遅れた司法の判決が出ている。
日本の最高裁の女性比率は、2人、判事は182人中7人。裁判官、検察官、弁護士の比率は低い。早く女性比率を30%にしてほしい。
候補者男女均等法が成立したが罰則規定がない。
世界女性の憲法である女性差別撤廃条約の選択議定書を批准すると、個人通報制度が可能になる。
2020年12月富山県議会、2021年6月には高岡市議会で選択議定書批准を求める意見書が可決され、現在全国110の議会で意見書が可決されている。この動きがもっともっと広がるとよい。
これからは、LGBTQだけでない様々な性の存在も認められる社会でありたい。女性差別の撤廃とともに多様な個性が認められる社会の構築を目指していきたい。
目の覚めるような講演で、多くの女性に聞いてほしい講演でした。
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