花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

冬のメダカ

2017-11-03 04:51:30 | Weblog

子育てのシンボルのように

男の子の居る家庭では

メダカを飼ってる、、、、飼ったことがあるでしょう!

和歌山の古座川沿いに疎開した13歳まで

子供たちの間では

メダカは友達でした

小学校の教室には金魚鉢の中で

メダカが跳ねるように泳いでいました。

主人が育ったという世田谷の川にも

メダカが居て

子供らはメダカを獲りに休日は川に向かった戦後の風景だった。

この「人気者のメダカも、昔のような種類が絶滅寸前らしいと聞いた、

我が家では、故郷離れて北海道に住んだこともあって

家族のように

メダカを飼っている。

主人が担当なので、泊まりが続く日以外は

私は一切世話をしなかった、

「メダカぐらいは、、、飼う事が出来るはず、、、と、」

自分の仕事に全力を注いでいるのか?

はたまた、、、メダカを飼う事で、

家内を家に閉じ込める作戦なのか?

夏の日のベランダで、行水盥大のプラスチックの池の中に

10匹ほどのメダカを放った。

水草や、ホテイ草を浮かべ、トリの攻撃を避けて飼うと

ひと夏で100匹を超える増え方をした。

温度と良い環境で、メダカはどんどん繁殖した。

秋が来て、小さな水槽に小分けして部屋に移した。

あれから、何年経っただろか、

冬に向かって、メダカの水槽を洗い、部屋に取り込むと、

メダカは10匹になっていた。

小さなメダカが産まれているが2匹しかいない。

主人にまかせっきりにすると、

どうしても、不規則な餌のやり方になる。

泊まりが続く日は

水面が餌で埋まっている。

それでも、一つぐらいは、完全に主人の担当の者があってもよいと

手を出さずに見ているが、

限界が来る、

カワニナがどこからともなく発生して

水も、臭くなる。

部屋に置くのは反対であるが、

文句を言うと、自分の部屋の本棚のある机の真ん中に移動させる。

冬の玄関は寒い、

冬の風呂場も寒い。

結局、あっちこっち持ち歩いて、もとの居間に戻ってくる。

子供が小さかったころは、

還ってくると、上の水をすくって、昨日汲み置きした水を足したり

雨が降ると、雨水をバケツにとって、上三分の一を水交換して

メダカはぴょんぴょん泳いでいた。

主人が担当のメダカは

見るに見かねて、

水槽ごと洗って水を全とっかえすることになる、

全とっかえした水に、もとの汚れた水をごみ取りメッシュで濾して

水槽に500ミリリットル戻して、洗った水草を戻すことになる

卵もあるかもしれない、、、稚魚もいるかもしれない、、、?

しかし狭い水槽にはよほど上手く飼わないと、数は増えない。

いよいよ冬が来る、

水槽を洗って、主人がメダカを、庭から部屋へと移せるように

道具を揃えて、後は構わないようにする。

何で、、、こんなにメダカに執着するのか、

しかも、水槽に入れたメダカは不自然に見えて、

川で追いかけた、、、あのメダカの魅力は感じられない。

水槽で冬の部屋で飼うなら、、、何を選べばいいのだろうか?

単なる、、、女房を家に閉じ込めておく

最低限の、共有部分の、、、愛のかすがいが、、、メダカかもしれない。

ま、、、イイか!!!

お気に入りのフレーズ、、、

ま。。いいか!!!

深く考えると、結婚生活なんて、、、続かない。

二人とも、こどもが居てくれたから、、、頑張れたのかもしれません。

老後は、、巣だって行ってしまった子供に代わるかすがいを

主人の為に、、、考えてあげないと、

空の巣症候群から、、、惚けに移ったら

大変である。

ボケ防止には、、、仕事に出かけるのが一番である。

メダカの世話が、完璧になる日の方が、、、怖い。