京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

金融政策と株高不動産高

2013年01月26日 | 融資のこと
日銀政策決定会合で正式に2%のインフレ目標が政府と共同声明で
決まりましたね。

当初のアコード(政策協定)でなく共同声明だということに
政府の苦悩が見て取れますね。
まあ説明責任という実利を取るという意味では
同じなのでしょうか。

先進国では、実質的に目標誘導しているアメリカを含め、
確か20ヶ国程度採用していたと思います。
殆どが1%~3%、
高くて5%ほどだったように記憶しています。

アベノミクスで期待感を先取りした
為替や株、
異常な動きを見せています。

これが今後更なる金融緩和で
どれだけ目に見えて身近なところで
貸し出しされるのか。
現実的なところでは不動産建築に向かうことは
確かですね。

政府の補正予算の公共投資でも
建築物のメンテナンスに向けるということですから、
ミクロで見れば住宅の増改築メンテナンス中心に、
如何な国債偏重の金融機関でも、
今回ばかりは市中に貸し出すことにならざるを得ないと予想されます。

来るべき春に向け、
いろんな意味で角を矯めるときでしょうか。
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不動産とインフレターゲット

2013年01月22日 | 不動産と経済情勢
働けど働けど給与が下がる、
今日買ったものが明日もっと下がるとすれば
誰も購買意欲は下がる。

インフレターゲットの設定については
以前から指摘している。

アベノミクスという口先介入だけでも
過度な円高や日経平均株価までも改善できた。

これが実態として政権運営すれば
さらに良くなるであろう、
という期待感は否応無く高まる。

ただこれが想定どおり政策として遂行され、
そしてその軌跡を歩むかどうか、
その過程を市場は注視している。

日経平均は直近の底値昨年11月13日8619円から
高値は昨日1月7日の10744円までの
2ヶ月弱で25%もの上げを記録している。

株バブルの様相である。

これからが実体経済への処方箋が施されることとなるが、
景気の気は気持ち(きたい)のありようでもあり、
期待に違わぬインフレターゲットの設定や
金融政策を期待したい。
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公認不動産コンサルティングマスター

2013年01月20日 | 不動産コンサルティング
京都不動産コンサルタントのブログ 年末年始にかけアベノミクスが持て囃され、
口先介入だけで日経平均や円相場で 景気回復が期待されています。
更なる金融緩和や公共投資に、 今年こそは目詰まりしたお金の流れが 市中にまで届くのでは、
と期待感を持って見ているのは私だけではないと思います。

新しい年は始まりましたが、 自民党政権は先の総選挙勝利もどこ吹く風で
淡々とデフレ脱却景気回復に取り組もうとしています。
その姿勢には、 政権を奪還したという安堵感より、
政権を死守するという責任感のようなものを感じます。

野田前首相を除く民主党政権の無責任さが 今更ながら際立っていますね。
その責任という意味でも、
年末からの口先介入が今度は実体経済にまで繋がるのか、
市場は見守っています。
特に不動産建築は裾野の広い産業で、
波及効果が広く経済を動かす原動力だとも言われています。
期待感は高まります。

その関連で、 不動産流通近代化センターから先日発表がありました。
不動産コンサルティング技能登録者の新名称、
「公認不動産コンサルティングマスター 」 となったそうです。
制度創設20年を機に制度の認知度アップや 資格者のモチベーション向上を図ろうということで、
不動産も箱物からコンサルティングというソフトウエアーへの流れが 加速しそうですね。

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ビッグマックと円ドル

2013年01月07日 | 不動産と経済情勢
京都不動産コンサルタントのブログ

2010年初頭の調査時点での円ドルは90円前後
ビッグマックの値段は3,54ドルでした。

そして、昨年1月時点の円ドルは77円前後
ビッグマックは日本4,16ドル、
USA4.2ドルです。

2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005
===============================================================================
----------------- 米ドル建てのビッグマック価格 ----------------
ユーロ圏 4.43 4.93 4.33 4.62 5.34 4.17 3.77 3.51
香港 2.12 1.94 1.90 1.72 1.71 1.54 1.55 1.55
ハンガリー 2.63 4.04 3.33 3.62 4.64 3.33 2.71 2.71
インドネシア 2.46 2.64 2.51 2.05 2.04 1.76 1.57 1.54
日本 4.16 4.08 3.67 3.45 2.62 2.29 2.23 2.19
マレーシア 2.34 2.42 2.19 1.88 1.70 1.60 1.52 1.47
メキシコ 2.70 2.74 2.50 2.39 3.15 2.69 2.57 2.66
フィリピン 2.68 2.78 2.19 2.05 1.96 1.85 1.62 1.56
ポーランド 2.58 3.09 2.60 2.41 3.45 2.51 2.10 2.09
ロシア 2.55 2.70 2.33 2.04 2.54 2.03 1.77 1.60
シンガポール 3.75 3.65 3.08 2.88 2.92 2.59 2.27 2.20
南アフリカ 2.45 2.87 2.45 2.17 2.24 2.22 2.11 2.29
韓国 3.19 3.50 2.82 2.59 3.14 3.14 2.62 2.56
スウェーデン 5.91 7.64 6.56 4.93 6.37 4.86 4.53 4.28
スイス 6.81 8.06 6.19 5.98 6.36 5.20 5.21 4.93
タイ 2.46 2.35 2.17 1.89 1.86 1.80 1.56 1.51
トルコ 3.54 3.77 3.89 3.65 4.32 3.66 2.72 3.07
アルゼンチン 4.64 4.84 3.56 3.02 3.64 2.67 2.29 1.55
オーストラリア 4.94 4.94 3.84 3.37 3.36 2.95 2.44 2.44
ブラジル 5.68 6.16 4.91 4.02 4.73 3.61 2.78 2.74
カナダ 4.63 5.00 4.00 3.35 4.08 3.68 3.14 3.01
チリ 4.05 4.00 3.34 3.19 3.13 2.97 2.94 2.98
中国 2.44 2.27 1.95 1.83 1.83 1.45 1.31 1.30
コロンビア 4.54 4.74 4.39 3.34 3.89 3.53 2.60 2.79
チェコ 3.45 4.07 3.43 3.64 4.56 2.51 2.67 2.60
デンマーク 5.37 5.48 4.90 5.53 5.95 5.08 4.77 4.49
===============================================================================
2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005
===============================================================================
----------------- 米ドル建てのビッグマック価格 ----------------
英国 3.82 3.89 3.48 3.69 4.57 4.01 3.65 3.32
米国 4.20 4.07 3.71 3.57 3.57 3.41 3.10 3.15
英エコノミスト誌20120113発表

円高円高といわれましたが、
ビッグマック指数における購買力平価は
ほぼ等しいということになります。

逆に急激な円安に触れた現時点の86円前後というのは、
ビッグマック指数からいえば
かなりの「円安」というkとになります。

グローバル化する世界経済にあって
お金の価値と流れは平準化する、
と考えられます。

もう今月には新たな指数も発表されることでしょう。
一つの指数として見るには
楽しみですね。
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マンションってどうよ?

2013年01月04日 | マンション管理組合
京都不動産コンサルタントのブログ

先日はNPO住宅情報センター「マンションってどうよ?」で
6人の方に回答しています。

マンションの場合、
区分所有法という法律があるくらいですから、
居住するに当たっては規約規則が細かく規定されています。

その規約規則の範囲内で生活するなら、
大方がRC造・エレベータ・共有部分の快適さ・適度な閉鎖性、
そしてメンテナンスの共有や周辺の利便性と、
これほど快適な居住空間はないでしょう。

しかし、この多様性のある社会で
規則規約を万人に周知させるには問題も色々
手段・段階・手順があるということですね。
その回答はこちら
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