京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

マンション調査で突然の神のお告げ?

2010年12月14日 | 不動産査定について
天孫降臨の以前、
大国主命の地上界平定を任された天穂日命(アメノホヒノミコト)、
その名を冠した神社が
何とマンション調査の帰り道にあらわれました。

場所は京都市と宇治市の境、
ラルス京都六地蔵リスタシアマンションの近所です。

今たまたま関祐二著「物部氏の正体」を、
三角縁神獣鏡→卑弥呼→天照大神→大国主命→ニギハヤヒノミコト→物部
との関連で読み込んでいます。

天穂日命は天照大神の子として
大国主命追放の任務を遂行できなかったどころか
天孫降臨後は大国主命を祀った天日隅宮の祠官になったと言い、
今で言えば敵方に恭順ということでしょう。

この天日隅宮が現在の出雲大社といわれているが、
異論もあります。この件は後日又話題にするとしても、
面白いのは現在の祭神が天照大明神、大山咋神としていること。

明治時代に田中神社石田神社から現在の天穂日命神社へ
変遷しているといい、
天照と天穂日命の親子関係の修復を
慮ったのでしょうか。

神社の謂れでは、
白髪の老人がこの地に天照を祀れば
この地はよく栄えるであろう、
との言葉から謂れのある神宮から勧請したといいます。

しかしながら、
命の名が付く神社にこんなタイミングよく遭遇するとは?
しかも小さいながら式内社となっています。

犬も歩けば棒にあたるとはこういうこと、
と思いつつ狭い境内を後にしました。

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土地建物は別

2010年11月04日 | 不動産査定について
不動産は言わずもがな
民法上も「特定物」として分類されている。

契約そのもの、瑕疵担保責任、危険負担、権利関係等
その特徴を挙げればきりがない。

地球上にそのものが二つと存在しない
唯一無二のものだから、
注意し取り扱いなさいという意味も当然ある。

しかしこの考え方は
不動産=土地の考え方であり、
どうも昔から建物に対する認識が薄かったようである。

不動産屋さん→地上げ→土地ころがしといった
イメージがバブルの頃鮮明になった。

建物は住宅メーカーさんが
同一企画住宅を供給することが可能であり、
住宅移動もあることから厳密に言えば動産である。

土地とは別の単体の「動産」として
もっと流動性を持たせることは可能である。
端的に言えばリフォーム・リノベーション、
逆の発想である部材の生かし取りもある。

「動産」としての流動性そして流通性がでれば
それに対する金銭的評価
つまるところは金融機関の評価も上がるのではないか。

以前のご相談で、
不動産業者数社に査定してもらったところ、
築20年程度なのに建物の評価をしてくれないとの
消費者の嘆きもあった。

建物の仕様・使用によってことなるであろうが、
ゼロ評価はないと思う。

最低基準でオーナーの思いが建物に反映されていることの評価を
査定担当者は見てほしいものである。

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不動産屋さんが今なすべきことは・・・

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