京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

自然災害に対する都市的リスク

2011年09月30日 | 京都の景観
京都不動産コンサルタントのブログ

いや~やっと台風も東北地方から
日本列島を離れましたね。

今年の12号と15号、
のろのろと迷走し
大雨で大きな災害をもたらし、
近畿地方も奈良和歌山を中心に
過去に例を見ない規模の避難勧告や指示が発令されました。

報道等を見ている限りでは
山間部の山々の保水力が弱くなっているのか、
地すべりで土砂ダムといわれる堰き止め湖が
何箇所もできているようです。

市街地でも低地のところは一様にやられています。
これだけの雨量ですから都市部も
水に浸かるところもあります。

しかし、
それにつけても京都市内は大丈夫でした。
弱い雨が断続的に降っただけで、
豪雨ともならず
通り過ぎました。

確かに市内を流れる鴨川の上流高野川の濁流は
凄まじかったのですが、
まだまだ余裕もあります。

京都遷都のこだわりが間違いのないものだと、
陰陽五行説に則った都選定をした
桓武天皇も鼻が高いことでしょう。

そういえばこの高野川の傍には
遷都に託けて桓武天皇に貶められた
早良親王を祀る崇導神社があります。

川の流れを見守っているようにも、
又こういう日は煽っている様にも感じられるから
不思議です。

日本の怨霊/大森 亮尚

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国民文化祭・2011京都編

2011年09月28日 | 京都の景観
京都不動産コンサルタントのブログ

今秋10月29(土)~ついに始まります。
11月6日(日)までですね。

この国民文化祭は、実は、
毎年各都道府県が持ち回りで開催している
「国内最大の文化祭典」との触れ込みです。

期間中、
京都中のどこかで、
何かイベントが開催されている、
といいます。

京都コンサートホール
京都会館
祇園甲部歌舞練場
京都芸術センター
西陣織会館
建仁寺
下鴨神社
京都国際マンガミュージアム
植物園
南禅寺
東本願寺渉成園
円山公園音楽堂
二条城
京都市美術館
京都アスニー等等

古い歴史を探るものから
新しいテクノロジーものまで、
多彩な京都をお見せするお祭りのようですね。

京都は着物が似合う町です。
きものを着て「きものパスポート」を呈示すれば、
優待や特典もあるといいます。

この秋は京都ですね。
是非お越しください。

まゆまろ(国民文化祭京都PR隊長)やたわわチャン
(京都タワーマスコット)がお待ちしています。

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不動産相談案件では契約の解除が・・・・

2011年09月24日 | 不動産売買について

不動産コンサルのジャンルでも最近多い相談が
契約解除の件と瑕疵担保責任です。

まずは、瑕疵担保責任の件これは解釈に問題なく、
瑕疵・不具合が有や無しや、
期間が1年か2年ということで決着が付くことですね。

しかし、契約解除については一般の住宅でも金額が張り、
当事者本人も慎重にならざるを得ない、
のは当然のことです。

殆どの手付金は解約手付けであることは
大方の人の理解するところではあるが、
いざその手付けを放棄するとなると誰でも執着します。

そしてまた手付金放棄で済むと思われていたものが、
契約の「履行の着手」解釈や
手付解除期限の失念で損害賠償請求に発展しようかということも。

実際このようなセンシティブな相談には、
本音を言えば対面で相談して欲しいですね。
バックグラウンドや交渉のニュアンスが解りにくいから。

もっといえばレスポンスが伝わらないから(笑)

逆に相談者はそれらがないから気楽にメールで相談しよう
ということでしょうか。

しかしまあ、お陰でこちらもメールの対応なら
長年の実績でそこそこ対処できるようになりましたぁ…

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マンションと天穂日命神社

2011年09月22日 | 日本の源流を求め

天孫降臨の以前、
大国主命の地上界平定を任された天穂日命、
その名を冠した神社が
何とマンション調査の途中に目の前に、

現れました。

場所は京都市と宇治市の境、
ラルス京都六地蔵リスタシアマンションの近所。

天穂日命は天照大神の子として
任務を遂行できなかったどころか
天孫降臨後は大国主命を祀った天日隅宮の祠官になったと言い、
今で言えば恭順ということでしょう。

この天日隅宮が現在の出雲大社といわれてはいるが、
異論もあります。この件は後日又話題にするとしても、
面白いのは現在の祭神が天照大明神、大山咋神としていることです。

明治時代に田中神社石田神社から現在の天穂日命神社へ
変遷しているといい、
天照と天穂日命の親子関係の修復を
慮ったのでしょうか。

しかしながら、
命の名が付く神社も珍しいのでは?
しかも小さいながら式内社となっています。

犬も歩けば棒にあたるとはこういうこと、
と思いつつ狭い境内を後にしました。

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方丈記が書き記していた地震の惨状

2011年09月20日 | 日本の源流を求め

自然災害が少ないことで京都は都として

長期間君臨したと良く聞きます。

以前「地名から歴史を読む方法」という著書も
紹介した記憶があります。

しかし、今回の東日本地震災害を目の当たりにし、
過去の地震経歴を調べてみました。

流石に地震列島日本。
京都もご多分に漏れず少ないとは言え、ありました。

タイトルのかの有名な鴨長明方丈記、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし」
の後方には、
「山は崩れて河を埋み、 海は傾きて陸地を侵せり。
土裂けて水湧き出で、巌割れて谷にまろび入る」そして
余震は三ヶ月にもわたって続いた、
という記述がありました。

この1185年8月13日文治京都地震がM7.4。
そしてウィキペディア地震の年表によれば、
直近が1830年12月19日文政京都地震M6.4、

死者280人で二条城など損壊、
と。

ここ180年間は直下型の大地震はない。
しかし、京都盆地の成り立ちが扇状地であることで、
方丈記にもある「土裂けて水湧き出で」は
水はけの良い地下堆積層に貯まる水瓶が噴出した
やわい地盤とも考えられます。

ゆく河の流れは絶えずしての無常観と
滑りやすい地層…だということになります。

救いは四神相応の地と言われる地形と
桓武天皇が幾重にも施した怨霊対策に依るところが
幸いしているようです(笑)

追)元号の「文」が付くと危険だとの法則も成り立つ?

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