京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

不動産契約書の「現状有姿」とは

2010年10月29日 | 不動産売買について
京都不動産コンサルタントのブログ

売買契約時、特に中古住宅の場合は、
契約書に「現状有姿」売買と表記されているケースが多いですね。

この場合の意味合いは、多くは、
例えいろんな不具合や欠陥があったとしても
それを買主は了承して購入します、
との意味合いが隠されています。

とまぁ、
昔ながらの街の不動産業者さんは解釈し、
多用しています。

しかしこの解釈では買主、売主、不動産業者、
3者ともに最終揉めたときに不幸になります。

まずもって、
「現状有姿」との文言は契約書上の効力はありませんし、
法律的に存在しない言葉です。

事実、文字変換でも一発で出てきません。(笑)

そしてしかも、
どの時点での、
どの状態の事を指しているのかまったくわかりません。

入居後に床下や地中の配水管に異常があったり、
雨漏りがあったり。

「現状有姿」売買はこれを覆い隠す意味で使用しているのです。

しかし、
法律的には瑕疵担保責任や消費者保護法により、
消費者が不動産購入で損害を蒙らないように
保護されています。

「現状有姿」記載の意味合いは、
まったくない、
ことを覚えておきましょう。

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ヨドバシカメラいよいよか?

2010年10月28日 | 京都の景観
京都不動産コンサルタントのブロ
まずはこの写真から↓


これは烏丸通の裏側、
正確には室町通木津屋橋角という地名になるんでしょうか。


植栽の植え込みを終え、
後は一生懸命内装工事の最終段階を仕上げています。
懸案の車両の進入口も
予定通り我七条商店街の真ん中から計画されているようです。

京都市の建築計画等のお墨付きもあり
近隣の一部反対意見も黙殺のようですね。

一部報道ではオープンが11月5日とかもありましたが、
どうでしょう。見た目には無理なような感覚ですが。

 しかし、七条商店街以外の隣接の
コバンザメ店舗事業者の雰囲気は
開店にあわせたかの如くの準備は伺えます。

期待値マックスでしょう!!
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縄文的血統と献血

2010年10月22日 | 成年後見
今年最後の献血ということになる
恒例の京都駅前献血センターに行ってきた。

最低3ヶ月のインターバル、
400mlであれば年3回で最高1200mlまで。

献血が200mlから400ml中心採血になって
結構縛りができてきたようである。

成分献血であれば2ヶ月毎でもOKである。

10回以上のキリバン粗品を製作している多田美波女史の言う
「少しでも人の役に立ちたいのは皆同じ・・・」
「みんなが幸せに生きていける世の中であるよう・・・」

些細なことで人の役に立てば・・・
しかし献血カードを新しいものに更新してくれるのは良いが、
よく見れば次回は来年3月末になっている。
大方半年のインターバルである。

今後の不動産市況ではないが、
有り余る代物は適度に間引いても影響はない。
というのは採血の代替は
既にアルコールで埋め合わせ可能な体質となっている(笑)

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不動産業者が解約に応じてくれません!

2010年10月21日 | 不動産売買について
京都不動産コンサルタントのブログ

最近、新築住宅が結構売れているといいます。
ようやく住宅減税等の効果が現れてきたのでしょうか。

それに伴ってなんでしょうが、
新築住宅購入ならではのご相談も散見されます。

標題の「解約に応じない」業者のご相談も
相変わらず多いですね。

結論から言えば、
大方は売主買主双方のコミュニケーション不足、
ないし業者の説明不足にあります。

売り建て物件は、
旧来の建売物件が押し着せ住宅であった点を改良し、
建物のプランニングから消費者の参加を促した販売方法で
定着していますが、
大きな問題点が幾つかあります。

今回もその一つである、
建築条件付き土地売買契約というスタイルです。

そもそも土地売買契約と建物請負契約を
分けて契約している業者さんっているのでしょうか。

建物プランが決定した時点で土地建物をセットにしてしまって、
纏めて「不動産売買契約」としていませんか。

建物を買うのですか、
建物を建ててもらうのですか。

売買契約と請負契約は違います。
ここに売主買主の思惑違いがあると思います。
詳細はいずれ機会があらば。

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コンパクトにコンパクトに!

2010年10月19日 | 不動産と経済情勢
京都不動産コンサルタントのブログ

日本でもコンパクトシティという考え方・関心が
高まってきていると言います。

無秩序な乱開発、郊外への宅地化、
そして自動車の利用に伴い二酸化炭素の排出量が増え、
自動車を持たない高齢者や子供等社会的弱者が害を被るという実態があります。

先日の報道でも、
受動喫煙で年間7000人弱の方が亡くなっているとの記事がありました。
二酸化炭素の問題はその比ではありません。
サスティナブル・持続可能な社会の実現を求めて、
徒歩と公共交通機関で移動しやすく、
環境負荷の小さいコンパクトな都市設計が理想だという。

PCやその環境にしても従来のものは大きく総花的でしたが、
今やモバイルの時代。
コンパクトでしかもパワフルです。

都市環境全体がダウンサイジングの時代にあって、
不動産そのものの存在自体が希薄化する
又は有り余るといっても良い時代に入っています。

如何に不動産同士を有機的に結びつけるか、
如何に有効活用するか、
ということだろうと思います。

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不動産屋さんが今なすべきことは・・・

これからの不動産屋さんの儲け方
/京都不動産コンサル研究所


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