かたや竹中平蔵氏こなた榊原英資氏、
日本を代表する論客でありエコノミスト両氏。
お馴染み田原総一郎氏が東西両氏の手綱を
引きあいながら巧みな操縦。
田原総一郎責任編集アスコム「絶対こうなる日本経済」
紙面のお蔭で、
各種メディアでの論争ではパフォーマンス重視で言い争いに見えるが、
冷静なディべートとなっている。
判明したのは、
現政権での政策に長期展望がない、
という点では両者共通認識であり異論はない。
ただ相違点は、
現状での財政の逼迫度に対する認識度、
ということだと思う。
かたや早急な規制緩和による民間活力活性策が必要であり、
それはイコール小さな政府であるが、
経済成長重視路線である。
こなた現状の1100兆円とも言われる国債地方債残高、
これを榊原氏は個人金融資産1450兆円との相殺で、
まだ数百兆円の余裕があると。
その意味では金融財政政策で景気刺激策が必要であり、
公による関与が必要であるという大きな政府思考。
日本経済がこうなる、かどうかは解りづらい。
しかし両者の考え方が客観的に理解できる対談集である。
印象に残ったのは、
榊原氏が「ノブレス・オブリージュ」(貴族の高貴なる義務)の
フランス型大きな政府を信奉しているということ。
貴族と農民、
フランスももしかすると面白いかもしれない・・・・
田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる! 絶対こうなる!日本経済/竹中平蔵
¥1,000
Amazon.co.jp
日本を代表する論客でありエコノミスト両氏。
お馴染み田原総一郎氏が東西両氏の手綱を
引きあいながら巧みな操縦。
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紙面のお蔭で、
各種メディアでの論争ではパフォーマンス重視で言い争いに見えるが、
冷静なディべートとなっている。
判明したのは、
現政権での政策に長期展望がない、
という点では両者共通認識であり異論はない。
ただ相違点は、
現状での財政の逼迫度に対する認識度、
ということだと思う。
かたや早急な規制緩和による民間活力活性策が必要であり、
それはイコール小さな政府であるが、
経済成長重視路線である。
こなた現状の1100兆円とも言われる国債地方債残高、
これを榊原氏は個人金融資産1450兆円との相殺で、
まだ数百兆円の余裕があると。
その意味では金融財政政策で景気刺激策が必要であり、
公による関与が必要であるという大きな政府思考。
日本経済がこうなる、かどうかは解りづらい。
しかし両者の考え方が客観的に理解できる対談集である。
印象に残ったのは、
榊原氏が「ノブレス・オブリージュ」(貴族の高貴なる義務)の
フランス型大きな政府を信奉しているということ。
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